墨と毛筆を使って和紙の上に描く抽象画。北米各地で多くの個展を開いてきた墨象(ぼくしょう)画家の上甲カネコさんが、このたびニューヨークで個展を開くことになった。「いつかはニューヨークで」という長年の夢が、いよいよ実現することになる。
「怒り」は誰もが持つ感情であり、消してしまうことはできない。しかし、「怒り」はネガティブな方向へと進行すれば、我々の精神、肉体にさまざまな災いをもたらす。そこで、西洋、東洋医学の見地から、「怒りをコントロールする方法」を見いだそうという健康講座が4月17日、バンクーバーで行われた。まずは、Winther原田直子先生の指導で、座禅で心を静め、西洋医学のアプローチでメンタルケア、そして、杉原義信先生の東洋医学から見た対処法を、参加者も交えての座談会が開催された。
国際結婚した夫婦間で、結婚の破綻により子どもの不法な連れ去りが発生した際の返還のルールを定めたハーグ条約。日本政府も条約締結に向けて準備を進めているのを受けて、4月19日、在バンクーバー総領事館で、在バンクーバー総領事館と隣組の共催で、子育て支援セミナー「ハーグ条約をご存知ですか?」が開催された。
「海外で変わるスケール」
ブリティッシュコロンビア大学で「海外で変わるスケール」と題した講演が3月22日行われた。講師は、NF-UBCネレウスプログラム副統括で人類学博士の太田義孝氏。日本財団(NF)が主催する同プログラムは、世界トップレベルの大学が分野横断的に協力して行っている海洋学研究の一大プロジェクト。太田氏は本部となっている同大学で、プロジェクトのコーディネーターとして多忙な日々を送っている。専門は海洋人類学。「海洋政策形成における社会文化知識の重要性」を研究している。この日は同大学に在籍する学生を対象に、「スケール」をキーワードに講演。自身のこれまで歩んできた道のりと研究内容を織り交ぜながら、若者にエールを送る内容となった。講演内容を要約して紹介する。
Sakura Daysジャパンフェア
春の恒例イベントともなっているSakura Daysジャパンフェアが、バンデューセン植物園で4月6日と7日の2日間にわたって開催された。このフェアは、バンクーバー市内各所で様々なイベントを行うバンクーバー桜祭り(今年は4月4日〜30日)との共催イベントで、在バンクーバー日本国総領事館の協力で開催された。今年も約7000人の入場者を迎えて大盛況となった。