バーナビー、リッチモンド含め、北米25都市で公演予定

愛嬌いっぱいに日本語と英語で落語を披露する生粋のカナダ人落語家がいる。桂三輝(かつら・サンシャイン)さんは、現在上方落語界でただ一人の外国人落語家だ。その三輝さんが8月末から10月5日の期間に北米25都市を回る。在バンクーバー日本国領事館の後援により、8月30日(金)はリッチモンド市のスティーブストン仏教会で、8月31日(土)はバーナビー市・日系センターで開催の日系祭りに登場し、英語落語を披露する。

震災瓦礫は漂流・漂着ゴミ全体の6分の1

7月30日、在バンクーバー日本国総領事館主催による『震災瓦礫清掃に関する報告会』がメディアを対象に総領事公邸で開かれた。  東日本大震災から2年。巨大津波で太平洋に流出した瓦礫がBC州沿岸に漂着してはいるものの、その量は現時点で予測以下であるとBC州環境省副大臣補ジム・スタンデン氏が報告。バンクーバー水族館、バンクーバー島ユクーレット市職員、Japan Love Projectのメンバーらがそれぞれの調査報告や活動状況について説明した。

8月3日、4日の二日間にわたり、バンクーバーのオッペンハイマー公園においてパウエル祭が催された。パウエル祭はカナダにおける日系人の歴史100年を記念するイベントから始まり、今年で37回目。

Suki's ヘアーサロン創立者・CEO  高木月子氏

高級店が並ぶサウス・グランビルの一角にあるカナダが誇るアーサー・エリクソン設計のSuki's本店。洗練されたオープンスペースの中、オーナーの高木月子氏がスタッフひとりひとりに声をかけると、笑顔でハグが交わされる。「この人はうちで34年働いているの。北米で一番のカラーリング・スタイリスト。アワード受賞者です。こちらは東欧出身で、勤続15年…」と、次々に名前や出身国を紹介してくれる。世界36か国から150人ものスタッフを抱えながらも、ひとりひとりを尊重するきめ細かな心遣い。40年の成功の秘訣が、すでにひとつ見つかったような気がした。

大きな開発の現場から、小さな自宅の改築まで!

日系4団体共催 セミナー&パネルディスカッション

6月25日、『住宅のプロに学ぼう・・・!』というテーマで、セミナー&デスカッションがバンクーバー・ロブソンのリステル・ホテルで開催された。 第一部は「日本とカナダの技術融合が北米住宅市場を変える」と題し、三井ホームカナダ社社長・蔵津洋氏の講演。第2部は『建友会』メンバーがパネラーとなり、参加者の質問、意見をまじえての「賢いリノベーションで家のバリューもUP」というテーマでのパネルディスカッションが行われた。今すぐ役立つ、将来に備えて知っておきたい知識など、次回開催へ持ち越しとなるほどの濃密な時間であった。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。