自転車カナダ横断で アルツハイマー研究資金募金活動

 「記憶が失われることは人生の経験を失うことにつながるのか」―身近な人の姿に病気の怖さを知ったキース・フクシマさんは、アルツハイマー病の研究資金を募る自転車でのカナダ横断を計画。この企画に「ライド・トゥ・リメンバー」と命名した。今年5月22日、BC州コキットラムを出発。カナダ東の果てニューファンドランド州のセント・ジョーンズには8月9日に到着。全行程6929キロメートルを走行日数57日、全日程80日で走破した。カナダ横断の挑戦の志と取り組みに、企業や個人から集まった募金額は約2万5千ドル(10月末時点)。目標1万2千ドルの倍以上の額を達成した。募金の送り先はBCアルツハイマー協会だ。

人との関わりを大切に、新しい挑戦を続ける

「安倍首相カナダ訪問と日加関係強化」 奥田在カナダ日本国大使、バンクーバーで講演

ブリティッシュ・コロンビア州を今月上旬に公式訪問した奥田紀宏在カナダ日本国大使は 10月8日、バンクーバーで講演を行った(日加協会主催)。会場には日加経済界から多くの 参加者が集まり、今年着任した奥田大使の話に聞き入った。 主に、今年9月に来加した安倍晋三首相とスティーブン・ハーパー首相の会談の成果や、 今後の日加関係強化の重要性について語った。内容を要約して紹介する。

クールジャパンの新たな挑戦 「巨人の星」を世界に売り込め!

バンクーバー市内のコーストプラザホテル&スイーツで8月26 日、日本・カナダ商工会議所の年次総会及び懇親会が行われ、 それに引き続き商工会設立10 周年を記念して古賀義章さんの 講演会が開催された。講談社で国際事業局担当部長を務める古 賀さんは、インド版アニメ「巨人の星」こと「スーラジ ザ・ラ イジングスター」を企画・制作した。初の日印共同制作アニメ の誕生秘話をユーモアを交えて話す古賀さんの講演に、約100 人の参加者は熱心に聴き入った。

9月20日、在バンクーバー総領事館で、子育て支援セミナー『子どもに関する日本とカナダ 法律・社会システムの違い』が開催された。在バンクーバー総領事館と隣組との共催のセミナーは、4月の『ハーグ条約をご存知ですか?』に続いて2回目で、約30名が参加した。

第一回セミナーで参加者にアンケートを行い、次回のトピックとして関心の高かった、1)子どもの養育 2)別居、離婚 3)子どもの二重国籍 4)ハーグ条約その後 について取り上げた。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。