〜カナダに渡った侍の娘〜

士族の娘として生まれながら、カナダに渡り、その生涯をカナダで終えた女性がいる。1917年にカナダに出発した、メリー・キヨシ・キヨオカ(清岡清)さんだ。土佐藩家臣で、無双直伝英信流居合術第17代宗家、大江正路さんの娘として生まれたメリーさんは、厳しい生活を余儀なくされたカナダでしなやかに生き抜いた。

ジャパン・ブースには9社が出展

環境とビジネスを考える会議「GLOBE2014」が、バンクーバーで3月26日から28日まで開催された。2年に一度、ウォーターフロントのコンベンションセンターで開催される同会議は今回で13回目となる。

旅行業界への起爆剤に

今春の全日空バンクーバー・羽田線の新規就航は、ブリティッシュ・コロンビア州経済、特に旅行業界にとって久しぶりの朗報となった。これまで日加を結ぶ路線は、名古屋線、関西空港線と相次ぐ路線廃止で減少する一方だったからだ。そんな中、羽田という利便性の高い空港への新規路線就航、しかも、日本の航空会社が乗り入れたとあって期待は大きい。それは、利用者の選択肢が増えるという側面だけではなく、日加への経済効果にも及ぶとみられている。

UBCでクロスカップリングを講義

ノーベル化学賞を受賞した、鈴木章・北海道大学名誉教授がバンクーバーを訪問。3月21日に、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)で化学の講義を行った。約250人を収容できる講義室は、同校化学学科の学生や教授、関係者などであふれた。

高品質のサービスと羽田乗り入れの利便性が魅力

カナダ発全日空第1便は3月30日、バンクーバー国際空港を飛び立ち、羽田空港に到着した。カナダから初の羽田線乗り入れ便は、羽田空港のアクセスの利便性と全日空の就航で、その期待が大きく膨らむ。在留邦人の帰国の足としてのみならず、旅行、ビジネス利用、さらには、日加の経済効果も期待されている。今回は、第1便に搭乗した全日空羽田線の体験を紹介しよう。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。