2017年8月31日 第35号

 ブリティッシュ・コロンビア州ジョン・ホーガン州首相は8月28日、州内陸部の山火事の状況を確かめるため、先週山火事が発生したケローナ地区をはじめ関係市町をダグ・ドナルドソン森林相と訪問した。

 ホーガン州首相は、金銭的支援は重要と語った上で、この地区の経済やコミュニティが被害から立ち直るには数年かかるだろうと語った。

 ケローナ以外にも、キャシェ・クリークやアシュクロフト先住民地区などを訪問。州政府への要望について話し合った。

 BCワイルドファイア・サービスは、28日時点で発生している山火事は138件、4月1日から合わせて1127件発生したと報告。1万600平方キロメートルが焼け、統計を始めて以降最大規模の山火事となったと発表した。BC州政府はすでに4億400万ドルを支出している。ただ過去最悪の山火事となっているが、これまでに死傷者は報告されていないとしている。

 ワイルドファイア・サービスによると、すでに8月も終わりだが、乾燥した天候が今年は続くと予想され山火事はしばらく収まりそうにないと予測している。

 

 

2017年8月31日 第35号

 ジャスティン・トルドー首相は8月28日、小規模な内閣改造を発表した。ジュディー・フット公共サービス・調達大臣が24日、個人的理由で辞職を表明。次期大臣の任命を機に小規模内閣改造が行われた。焦点は先住民族の問題解決への対応。これまでの先住民・北方省を分割し役割を分担することで早期解決の意欲を示した形だ。

 これまで先住民・北方大臣として先住民問題を一手に引き受けていたキャロリン・ベネット大臣が、政府・先住民関係兼北方大臣として連邦政府と先住民の橋渡し役を担当、先住民担当大臣にジェーン・フィルポット前保健大臣が就任し、先住民族の生活環境向上を目指す。両者とも医師の経歴を持つ。

 フット公共サービス・調達大臣の後任には、カーラ・クワルトロー前スポーツ・障害者大臣が就任した。

 その他、スポーツ・障害者大臣にケント・ヘア前復員軍人大臣兼国防副大臣が、保健大臣にはジネッテ・タイラー前財務大臣政務官が、復員軍人大臣兼国防副大臣にはシーマス・オーリガン議員が就任した。元テレビキャスターのオーリガン復員軍人相は2015年選挙で初当選。しかしアルコール依存症を改善するため2016年1月に一時議員活動を停止、同月中に職務復帰した経緯を持つ。トルドー首相の友人としても知られている。フット公共サービス・調達大臣の後任に就くのではと予想されていた。

 今回の内閣改造についてトルドー首相は、古い体制のままだった先住民省を改革することができたと語った。

 トルドー首相は、選挙公約に先住民族との対話重視と環境改善を掲げていた。しかし、政権担当後もなかなか問題解決は進まず、先住民族からは不満の声が上がっていた。

 

 

2017年8月31日 第35号

 メトロバンクーバーとフレーザーバレーに8月29日、再び大気質注意勧告が発令された。今回は、アメリカのカリフォルニア州北部、オレゴン州、ワシントン州の山火事が原因。

 この日のバンクーバーは白くかすんでいた。メトロバンクーバーの大気質管理局は、勧告が発令されている期間は午後から夕方にかけての外出をなるべく控え、乳幼児や高齢者、呼吸器系に問題を抱えている人は特に注意するよう呼びかけている。

 今夏は、8月初めにも同様に勧告が出された。その時はブリティッシュ・コロンビア州内陸部の山火事が原因だった。

 

 

2017年8月31日 第35号

 マイク・ダフィ上院議員が上院と連邦警察(RCMP)を訴えたことが8月24日分かった。ダフィ議員の代理人が記者会見で発表した。

 2013年から起こった一連の上院議員経費不正受給事件で、上院とRCMPに不当に扱われ「精神的、経済的な苦痛を強いられた」と、約800万ドルを要求している。

 一連の事件では、上院議員が住宅手当を不当に請求し受給しているとの疑惑から上院で調査が行われた。その時に不正受給を指摘されたのが、当時の保守党系のダフィ議員、パメラ・ウォーリン議員、パトリック・ブラゾー議員。上院は3人を停職処分とし、給与の支払いも停止した。その後、RCMPが刑事事件として捜査。2014年7月、ダフィ議員は、31件の詐欺、収賄、背信の罪に問われた。

 ダフィ議員だけが刑事事件となった背景には、当時の保守党スティーブン・ハーパー首相の首席補佐官ナイジェル・ライト氏が返金分全額を肩代わりしていた事実があった。これが収賄容疑となったが、ライト氏に贈賄容疑はかかっていない。

 結局2016年4月に、オンタリオ裁判所は31件すべてについて無罪と判決。ダフィ議員は上院に復帰した。

 ダフィ議員は、自分だけが標的となったことに、上院や保守党に一連の事件の幕引きのために罪をかぶせられたと主張。今回の訴えで自身の名誉を回復するとともに、議員の権利が守られるきっかけになることを願っていると声明を発表している。

 

 

2017年8月31日 第35号

 カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)ハミルトン・タイガーキャッツは8月29日、28日にアート・ブリルズ氏のアシスタント・ヘッドコーチ就任を発表したが、同日に就任を取り消したことを明らかにした。

 タイキャッツのオーナー、ボブ・ヤング氏は声明を発表し、ブリルズ氏をアシスタント・ヘッドコーチとしたのは重大な誤りだったとして「ファンやスポンサー、カナディアン・フットボール・リーグに謝りたい」と謝罪した。

 ブリルズ氏はコーチ歴35年のベテランフットボールコーチで、アメリカ・テキサス州ベイラー大学では2008年から15年までヘッドコーチを務めた。

 しかし2011年から14年に起こった同大学のフットボール選手が関与していたとされる52件の性的暴行事件と5件の集団暴行事件で、当時ヘッドコーチだったブリルズ氏や関係者が処分された。

 そのため、同氏のアシスタント・ヘッドコーチ就任発表当日には、タイキャッツへの非難が殺到。これを受けチームは同氏の就任を取り消した。

 ヤング氏は、どういう経緯でこのような判断をしたのか調査するとしている。

 スコット・ミッチェルCEOはインタビューに応じ、反省を口にしながらも、これほどまでの非難を受けるとは思っていなかったと語った。

 タイキャッツは今季ここまで8戦全敗と絶不調で、チームの立て直しが急務となっていた。CEOは「チーム状態を改善することに集中して大事なことを見落としていた」と説明した。

 

 

 

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