2020年3月5日 第10号

 連邦保守党は党首選に参加できる8人の候補を2月29日に発表した。元防衛大臣ピーター・マッケイ氏と、元復員軍人大臣エリン・オトゥール議員が最も党首に近いとみられ、マリリン・グラデュ議員がそれに続く。

 保守党の党首選は、次期党首にと期待された実力のある元保守党議員らが相次いで撤退を表明。最も期待された元暫定党首ロナ・アンブローズ氏や元外務大臣ジョン・ベアード氏が一度は考慮すると語ったものの結局は立候補を見送った。

 そのため面白みに欠ける党首選となりそうだ。トップを走るのは、やはり知名度からいっても主要閣僚を務めたマッケイ氏。次いでオトゥール議員。前回の党首選にも参戦し、現在のアンドリュー・シェア党首、次点のマキシーム・ベニエ氏に続いて3番手だった。

 知名度でやや落ちるのがグラデュ議員。しかし2月24日には自身のフェイスブックで、「もし党首に選ばれたなら、自由党政権を倒すために全野党に声をかけ解散総選挙に持って行く」と先制攻撃を仕掛けた。

 これに続いて、マッケイ氏やオトゥール議員も今秋の解散総選挙を目指すと打倒ジャスティン・トルドー自由党政権を宣言した。

 解散総選挙のためには他の野党と協力する必要がある。現在のところ、ケベック連合党も新民主党も保守党に協力するつもりはないと明言している。

 保守党は昨年10月の総選挙で議席数は伸ばしたが、政権奪回まではいかず、スキャンダルまみれの自由党政権を倒すことができなかった。その責任を問われたシェア党首が昨年12月に党首辞任を発表。新党首は6月27日に決定する。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。