2020年3月5日 第10号

 カナダ食品検査庁(CFIA)が、2月25日付でマグロ商品のリコールを発表していることが分かった。28日に情報が更新されている。

 リコールとなっているのは、セブンシーズ・リミテッドのウノムンドというブランド商品2種類。ひとつはツナロイン、もう一つはツナステーキ。ブリティッシュ・コロンビア州を含めアルバータ州、オンタリオ州、ケベック州で主に販売されている。

 CFIAは、両商品はヒスタミン含有量が高いため、購入した消費者には食べないように、商店やレストランには販売や使用しないように警告している。

 保健省によると消費者からの苦情があり調査、報告された中にはヒスタミンの影響によると思われる症状があったケースもみられたという。

 CFIAによると、ヒスタミンの含有量が高い商品でも見た目や臭いに正常な場合との違いがないため、分からずに食べると気分が悪くなることがあると説明している。ヒスタミンは加熱によって壊されない性質があるという。ヒスタミン含有量が高い魚を食べたときの症状は、喉の痛み、下痢、めまい、顔の腫れ、頭痛、吐き気など。

 28日の更新では、刺身用アヒツナロインステーキ、アヒツナロインステーキ、アヒツナの3商品のリコールが追加されている。これらはBC州ほか、アルバータ州、マニトバ州、サスカチワン州、ユーコン準州の主なスーパーで、2019年9月18日から2020年2月に販売されている。

 保健省は、リコール商品を食べて症状が出た場合には医療機関で受診し、リコール商品を購入している場合は返品するか破棄するよう呼びかけている。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。