2019年2月7日 第6号

 オンタリオ州ハミルトン市に本社のあるミュージックストアチェーンのサンライズ・レコーズが、イギリスのミュージック小売店HMVを買収したと2月4日発表した。

 一時はレコードやCDなどのミュージック小売店として世界最大規模を誇っていたHMVだが、音楽のオンライン購入が主流となってきて以降、厳しい経営状態に陥っていた。

 サンライズは2017年にHMVカナダを買収。今回の買収についてCEO(最高経営責任者)ダグ・プットマン氏は「イギリスの音楽・エンターテイメントビジネスの象徴を買収できたことを非常に喜んでいる」と語り、レコードやCDなどのアナログメディアがなくなることはないと思っているとの声明を発表した。

 今回の買収により約100店舗、1487人の雇用が継続される。

 

2019年2月7日 第6号

 ブリティッシュ・コロンビア州東部で4日、貨物列車が脱線して川に転落、ディーゼル機関車に乗っていた3人の乗員が死亡した。

 事故が起こったのは、アルバータ州との州境に近い町フィールドの東。山がちで勾配のきつい区間であるため、列車が蛇行しながら徐々に上り下りできるよう、ループトンネルが2つ掘られていることで知られている。列車はカナディアン・パシフィック鉄道が運行、カルガリー方面からBC州バンクーバーに向けて穀物を輸送していた112両編成の貨物列車。前後と中ほどに、3両のディーゼルカーが配置されていた。

 脱線した列車は橋から転落、約60メートル下を流れるキッキングホース川に折り重なるように落下した。機関車に乗っていたのは、カルガリー機関区所属の機関士アンドリュー・ドックレルさん、機関士訓練生のダニエル・ウォールデンバーガー=バルマーさん、そして車掌のディラン・パラダイスさんの3人。2人の遺体は機関車のそばから、1人は車内から発見された。また3人は、事故直前に列車の運転を引き継いでいた。ドックレルさんは機関士歴20年を超えるベテランだった。

 関係者は事故の状況から、十分な減速ができなかったことによる脱線のようだと、取材に語っている。この区間の制限速度は、24キロ(15マイル)から32キロ(20マイル)となっているという。

 また川に転落した貨車の数は30から40両とみられている。BC州環境省によると、積み荷はすべて穀物で、原油や危険物質などは川に流れ込んでおらず、公衆の安全に影響はないとしている。

 鉄道会社は3人の犠牲者と、その家族や友人に対する哀悼の意を発表したほか、労働組合も組合員の悲報に大きな衝撃を受けていた。

 なお今年1月3日には、ほぼ同じ場所で貨車16両が脱線する事故も起きていた。

 

2019年2月7日 第6号

 カナダの自動車業界で組織する労働組合ユニファがゼネラル・モーターズ(GM)を批判するテレビコマーシャルを制作した。

 GMのやり方は「欲深く」て「非カナダ人的」と批判する内容で、30秒のCMを2月3日にアメリカで開催されたアメリカンフットボールの祭典スーパーボールが放映されたカナダの放送局で流した。

 ユニファは昨年GMが発表したオンタリオ州オシャワの工場閉鎖に対して、決定を覆すまで闘うとの姿勢を見せている。先月にはメキシコで生産されたGM車の不買運動を呼びかけた。オシャワ工場が閉鎖されれば2600人が職を失うという。

 GMは電気自動車や自動運転車への移行を理由に、オシャワ以外にもアメリカの3地域4工場の閉鎖を同時に発表している。

 CMではメキシコでの生産は拡大しているにもかかわらず、カナダの工場閉鎖という決定はカナダ人従業員を極寒の地に放り出すようなものだと批判している。

 GMはCMを流さないように事前に要請していたが、ユニファは引き下がるつもりはないと発表していた。さらにGMを工場閉鎖撤回の交渉の場に引き出すための手段として、今後も大きなイベントで同様のCMを流していく予定と語っている。

 

2019年2月7日 第6号

 カナダのドーナツチェーン店ティム・ホートンズの共同創業者ロン・ジョイス氏が死去したことが2月1日、分かった。ジョイスファミリー基金が発表した。88歳だった。

 現在ではカナダを代表するフードチェーン店ティム・ホートンズは、1964年当時、北米プロアイスホッケーリーグNHLのトロント・メープルリーフスで選手として活躍していたティム・ホートン氏が、オンタリオ州ハミルトン市に第1号店を開業して始まった。そのホートン氏が事業を拡大する時にパートナーとして選んだのがジョイス氏だったという。

 1974年にホートン氏が自動車事故で突然死して以降は、ジョイス氏が事業を継ぎ全国チェーン店へと拡大。1995年にファーストフードチェーン、ウェンディーズ・インターナショナルに4億ドルで売却した。

 ジョイス氏はその後、慈善事業などに力を入れ、大学や病院などに巨額の寄付をして貢献。1992年にカナダ勲章を受章した。

 ティム・ホートンズは2014年にアメリカのファーストフードチェーン、バーガーキングが買収。現在は国内外に約4500店舗を展開している。

 

2019年2月7日 第6号

 オンタリオ州トロントの北西、人口約6万6千人の都市カレドンで3日早朝、家が突然爆発した。その威力はすさまじく、この家は文字通り跡形もなく吹き飛んだ。

 爆発が起きたのは午前6時15分ごろで、この家の住人のヨゼフ・ウェストコットさん(54歳)が遺体で発見された。ほかにけが人はなかったが、現場付近でガス漏れが検知されたため、近隣住民約35世帯に避難命令が出された。この地域へのガスの供給が一時ストップされたほか、爆風によって住宅に構造上の問題が生じなかったか確認されるまでの数日間は、避難生活を余儀なくされた。

 爆発のあった家から5軒ほど離れたところに住んでいる夫婦は取材に対し、大きな爆発音で目が覚めたと語っている。自宅に飛行機か何かが突っ込んできたと思うぐらいの衝撃で、すぐさまセーターなどを羽織り外に飛び出したという。家は何ともなかったものの、あたりには何か異常事態が起こったと思わせる臭いが漂っていたと、この夫婦は語っている。

 爆発の勢いで飛ばされた住宅の破片により、少なくとも近隣6軒で窓ガラスが割れたり車庫のシャッターが破損したりした。

 爆発原因の調査はオンタリオ州消防部長の担当となる。3日午後には調査団が現地入りし、ドローンも駆使して実況見分を始めた。しかし調査結果が出るまでには当分かかるだろうと、オンタリオ州警察は取材にコメントしていた。

 

 

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