2017年8月31日 第35号

 ジャスティン・トルドー首相は8月29日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本上空を通過して太平洋に落下した事件について、北朝鮮を強く非難すると述べた。

 オタワを訪問中のヨルダン・アブドラ国王との共同記者会見で質問されたトルドー首相は、「関係地域だけでなく、世界平和も脅かす事態」と語った。

 しかしアメリカの弾道ミサイル防衛シールドに参加するかを問われると、「慎重に検討する」と述べるにとどめた。

 クリスティア・フリーランド外相も声明を発表。「北朝鮮の近隣国の支配権を犯す行為と、日本国民への直接的な脅威は周辺諸国と国際的な平和と安全を脅かす」と非難した。

 

 

2017年8月31日 第35号

 アルバータ州のカルガリー空港が、身障者用駐車スペースを高級車専用スペースに変更したことで、かつてこのスペースを利用していた身障者の家族らから抗議を受けた。

 メディアの取材に対し空港側は、このスペースを広告用として高級車レクサスのディーラーに分譲し、空港の収益を少しでも改善することが目的だったと説明している。その一方で、これから身障者スペースを同じ駐車場内に設定するプロセス中で、今回の件は悪いタイミングで起こってしまったと付け加えている。

 この件がメディアで取り上げられてすぐに、広告主のレクサスは謝罪のコメントを発表、身障者用スペースが広告用にあてられるとは認識しておらず、空港側に速やかな対処を依頼したと説明している。また空港側も謝罪し、レクサス用スペースを身障者用に戻すとともに、今回のために新たに設けた身障者用スペースもそのままにするとコメントしている。

 

 

2017年8月31日 第35号

 アルバータ州カルガリー市出身の先住民ヒップホップ・ミュージシャン、ジェレミア・マニトパイスさんが8月27 日、アメリカの大手音楽専門チャンネルMTV の賞を受賞した。

 マニトパイスさんは先住民族クリーとソウルトウの混血で、ドレザス(Drezus)の芸名で活躍している。

 マニトパイスさんらが制作したビデオクリップ『立ち上がれ(Stand Up / Stand N Rock)』は、アメリカ・サウスダコタ州スタンディング・ロック保留地そばのパイプライン建設に反対している先住民スー族の活動にスポットを当てたもの。

 またこのビデオクリップ制作のために先住民アーティストに声をかけたのは、アメリカの有名ヒップホップグループ、ブラック・アイド・ピーズのメンバーのひとり、タブーさんだった。自らもアメリカ先住民ショショーン族の血を引くタブーさんは、かねてからマニトパイスさんの音楽活動に注目していたという。そしてマニトパイスさんが2016 年に、このパイプライン(ダコタ・アクセス・パイプライン)の反対運動イベントに参加したことをきっかけに、タブーさんがこのビデオクリップの話を持ち掛けた。

 まさかヒップポップの大御所から声がかかるとは思っていなかっマニトパイスさん、最初は本物のタブーからの誘いかどうか疑っていたと、授賞式会場のあるアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスに向かう途中での取材に答えていた。

 また授賞式に赴くことで、世界中の先住民が直面している問題について、より多くの人に関心を持ってもらえることを期待するとも話していた。

 マニトパイスさん、タブーさんらビデオクリップに参加した先住民アーティストは7人で、マグ7(Mag7)というユニット名を付けた。カナダの先住民はマニトパイスさんだけだが、他にはマーカス・グインさん(エムシーワンEmceeOne)、スパマンさん、ドク・バティエストさん、PJ ベガスさん、ナターリアさん(マイ・バースMyVerse)が参加している。

 ちなみに彼らが受賞した部門は、今年新たに設けられた『制度と最も戦った賞(Best Fight Against the System)』だった。

 

 

2017年8月31日 第35号

 カナダのパスポートに8月31日より、性転換を行った人のための性別区分『X』( 特定せずーunspecified)が追加された。また、この区分が印刷されたパスポートに切り替わるまでは、既存のパスポートに自分の性別は不特定だと申し立てる『所見』を記入することも、31 日から可能となった。

 今回の措置は、連邦政府全体が公的文書を性的に中立なものにしていく先駆けとなったと、パスポートを管理する移民省では説明している。またこの動きは、ジャスティン・トルドー首相の、カナダ人の性的多様性をより反映させるとした公約から始まっている。

 さらに同省では、どの性別を選択するかは個人の自由意思によるものであり、性別によらない平等な社会への重要な一歩だと付け加えている。

 

 

2017年8月31日 第35号

 ノバスコシア州モンクトンで8月23日、6歳の女の子の自転車が年上の少年らによって道路にたたきつけられ、壊された。

 この一部始終を目撃したアレクサンドラ・アノマリーさんは、自分が見てきた中で最も悲しい人種差別の現場だと、取材に答えていた。

 アノマリーさんによると、3人の白人の男の子が、黒人の少女の自転車を道路の真ん中にたたきつけた後、現場から走り去ったという。この自転車の画像とともに、ことの一部始終をインターネット上のフェイスブックで公開、自転車の修理を募った。

 すぐさま地元の自転車店で働くマーク・オウルトンさんが名乗りをあげ、この自転車を無料で修理した。壊れた部品を交換したほか、女の子の自転車らしさを増すため、ピンクの前カゴやハンドルグリップなどを追加した。

 26日にこの自転車を手にした女の子は感激していたと、アノマリーさん。彼女の家族も、見知らぬ人々の好意に感謝を述べていた。しかし、その一方で、この地区に引っ越してきて以来人種差別的な扱いを受けてきているとも話していた。

 

 

 

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