2020年3月5日 第10号
ブリティッシュ・コロンビア州自由党で長年議員を務めてきたリッチ・コールマン議員が、2月29日、引退する意向を発表した。2021年に実施されるBC州選挙に立候補しない。
コールマン議員は1996年にフォートラングレー・アルダーグローブ選挙区で初当選。以来5回再選している。2017年の選挙では新設されたラングレーイーストで再選した。
2001年から15年以上続いた自由党政権時代には、公安大臣をはじめ、エネルギー鉱山大臣や住宅社会開発大臣など主要閣僚を歴任。2017年にクリスティ・クラーク党首が辞任したあとには、野党として暫定党首も務めた。24年間の政治家人生に終止符を打つが任期は全うすると語った。
しかし、政治家人生の終止符を打つ前に要求されていることがある。マネーロンダリング審議会での証言だ。新民主党政権は、自由党政権時代にBC州がマネーロンダリングの温床となっていた事実を検証するために2月23日から審議会を開いている。BC州政府デイビッド・イービー司法長官は、前自由党政権の元財務大臣マイク・デヨン議員、元党首クラーク氏、元公安大臣コールマン議員の召喚を求めている。
自由党が召喚に応じるかは明言されていない。