2018年11月22日 第47号

 ニュー・ブランズウィック(NB)州自由党ブライアン・ガラント党首が15日、党首を辞任すると発表した。

 ガラント党首は9月24日に実施された選挙で進歩保守党に1議席及ばなかったが、引き続き政権を担当。10月23日には州首相として議会開会の式辞を行ったが、同日の信任決議で2票差で不信任が決定し州首相を辞任。今月、進歩保守党の少数派政権が始動した。

 州首相を辞任した時には党首辞任について明言しなかった。今後は新党首が決まるまで党首を継続するという。次の党首もぜひ英仏両語ができる人になってもらいたいと語っている。

 NB州はカナダで唯一英仏両語を公用語としている州。新州首相はフランス語を話さない。自由党が敗れた要因に英語圏とフランス語圏に距離があったとも分析されている。

 ガラント党首は現在36歳。政界からの引退については言及していない。

 

2018年11月22日 第47号

 アルバータ州で開催されている世界カーリングツアー大会に出場していたカナダチームが泥酔状態で大会に支障をきたしたため、18日に出場停止となっていることが19日分かった。CBCが伝えた。

 出場停止となったのは、2014年ロシアで開催されたソチ冬季五輪で金メダルを取ったカナダ代表の1人、ライアン・フライ選手が率いるチーム。

 フライ選手とチームは自分たちの行為を認めている。「自分たちの行動は競技を汚す行為であり、恥ずかしいとしか言いようがない。委員会が今回、自分たちのチームを停止処分としたことは正しいと思う」と声明を発表している。

 CBCによると、チームのメンバーは泥酔した状態で試合に臨み、ブルームを壊したり、悪態をついたりしていたという。またロッカールームで他の選手の所持品が蹴られたり、備品が壊されたりという苦情が出ていたとも伝えている。

 カーリングは自己統制が基本のスポーツ。競技中に悪態をついたり、失礼な行為をしたりはもちろん、必要な時以外は審判を使用せず自分たちでスコアを決めるルールなど、その点で他のスポーツとは一線を画す。

 そんな中、世界トップレベルのカナダの選手が、カナダでの世界大会でこうした行為をしたことが驚きを持って伝えられている。

 

2018年11月22日 第47号

 ニューファンドランド・ラブラドール(NL)州沖で16日に起こった石油採掘場でのオイル流出事故で20日、カナダ-NL海岸石油委員会は、19日、20日と海面でオイルが作る膜による光の反射がみられないことから、流出したオイルはすでに細かく分散されていると判断。今後、流出オイルの回収は不可能との見解を示した。

 同州沖で石油を採掘しているハスキー・エネルギー社がシーローズ海上石油プラットフォームの再開準備を進めている時に起こったという。当時は同地域を激しい嵐が襲っていて、他社が悪天候のため再開を見合わせている時にハスキー社だけが再開を目指していたという。委員会は事故原因などについて今後も調査するとしている。

 流出オイルがすでに回収できない状態になったことで、今後は海洋生物への被害を注視する必要があると委員会は発表している。ハスキー社は、20日までに14羽の海鳥がオイルにまみれていることを確認したと報告している。

 

2018年11月22日 第47号

 ファーストフード店が行っている子供向けメニューの宣伝は、ケベック州が定める消費者保護条例に違反すると訴える集団訴訟を起こすことを、同州最高裁判所が認める判断を下した。

 ケベック州は、カナダの中でもっとも厳しい消費者保護条例を制定していることで知られている。それによると、13未満の子供への直接的な商業的宣伝が禁止されている。

 集団訴訟を準備している弁護士のジョーイ・ザクランさんの法律事務所は、ファーストフード・チェーン大手のマクドナルド・カナダが、その店内のショーケースに子供向けメニューの景品であるおもちゃを展示しているのは、その条例に違反すると主張している。

 その上で、2013年11月15日以降に子供向けメニューや、おもちゃ単体を13歳未満の子供に買って与えた人に対する賠償と、同社のこうした宣伝を禁止させる集団訴訟を起こす許可を、同州最高裁に求めていた。

 今回の最高裁の決定により、ザクランさんの法律事務所は該当する多くの人に、集団訴訟に参加するよう呼びかけている。ただ、誰がいつ子供向けメニューを購入したかを証明する方法については、これから検討するとしている。

 一方マクドナルド・カナダ側は、ケベック州の消費者保護条例については承知しており、今回の集団訴訟が正当性を持っているとは思えないとのコメントを発表している。

 

2018年11月22日 第47号

 アルバータ州カルガリーに住むタリク・アブドゥール=ラザクさんは、イラクからの難民だ。 母国にいる時は、イラク国立管弦楽団のチェロ奏者として活躍していた。しかし彼らが演奏するクラシック音楽は、国内の武装勢力から冒とく的な音楽だと糾弾されていた。

 演奏活動をやめろという武装勢力からの警告に従わなかったアブドゥール=ラザクさんは、2014年のある日、彼らに襲撃される。コンサート終了後に会場をあとにした彼の車を武装勢力が取り囲み、銃撃した。幸運なことに、彼を狙った銃弾はチェロに当たり、アブドゥール=ラザクさんは無事だった。しかし、チェロは大きなダメージを受けてしまった。

 その後アブドゥール=ラザクさんは国外に脱出、トルコの難民キャンプで3年間暮らしたのち、チェロ奏者仲間のスポンサーによってカナダに亡命、カルガリーに落ち着いた。たまたま彼のいきさつを耳にした地元の弦楽器製作者が、彼が肌身離さずカナダまで持ってきたチェロの修理を買って出た。

 修理には6カ月を要したが、チェロは見事に修復された。またアブドゥール=ラザクさんも、カルガリー・シビック・シンフォニーのチェロ奏者に採用された。そして先月行われた同楽団のコンサートが、2014年に銃撃を受けて以来、アブドゥール=ラザクさんの初めての舞台となった。

 

 

今週の主な紙面
12月6日号 第49号

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