2019年6月20日 第25号

 北米プロバスケットボールNBA優勝決定戦第6戦が13日、カリフォルニア州オークランドで行われ、トロント・ラプターズがゴールデンステート・ウォリアーズを114|110で下し、悲願の初優勝を果たした。

 チーム創設から24年目での初優勝、NBA優勝トロフィが初めて国境を越えカナダの地を踏んだ。

 10日トロントで迎えた第5戦ですでに王手をかけていたラプターズだったが、105|106と1ポイント差で地元優勝を逃し、敵地での戦いとなった。前半を終えリードをしていたが第3クオーターに逆転を許す。しかし第4クオーターに再逆転に成功し、優勝を決めた。

 この接戦を固唾を飲んで見守っていた全国のラプラーズファンは、優勝が決まった瞬間大歓声をあげた。トロントではお祭り騒ぎとなり、ファンが街中にあふれ出した。

 17日にはトロントに凱旋したラプターズ選手たちの優勝パレードが行われた。ジャスティン・トルドー首相、オンタリオ州ダグ・フォード州首相、トロント市ジョン・トーリー市長が参加、街には選手たちを一目見ようと約200万人が沿道に駆け付けた。

 しかし祝福ムードの最中、銃撃事件が発生。トロント市警は4人が負傷し、いずれも命に別状はないと発表した。翌日にはすでに銃撃事件に関連して3人を逮捕、銃2丁を押収したと発表したが、押収した銃は事件で使用されたものではないという。市警は引き続き4人目の容疑者と使用された銃を捜索しているとして、事件を目撃した人は連絡してほしいと市民の協力を訴えている。

 

2019年6月20日 第25号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市中心部にあるバンクーバー・アートギャラリー前で15日朝、LGBTQ(性的少数者)に反対するグループがデモを主催した。

 デモ隊は、BC州内の学校で行われている、性的志向および性同一性(Sexual Orientations and Gender Identities - SOGI)の啓もう教育、一般にSOGI123と呼ばれる教育に反対するプラカードを掲げながら、メッセージを唱和したり歌ったりして抗議行動を行った。

 また、SOGI教育に反対する活動家ローラ・リン・テイラー=トンプソンさんなどが、移民反対グループ、オーディンの戦士のメンバーや警備員に守られながらスピーチを行った。

 このデモ行動に対して、LGBTQコミュニティやその支援者らが対抗するデモ隊を組織、両デモ隊が対峙する事態となった。怒鳴りあいや小競り合いが起きるなど、一時は緊迫した状態になったものの、バンクーバー市警察の警察官が出動し警備に当たり、大きな混乱には至らなかった。

 このデモに反対するグループに参加していたリー・ケプルさんはメディアの取材に対し、性的少数者やSOGI教育に対する露骨な偏見と差別を目の当たりにし、それに賛同する人がこれほど多く集まったことにショックを受けたと語っている。さらにケプルさんは、こうした反SOGI教育キャンペーンが勢いを増せば、若い性的少数者が学校やコミュニティに溶け込む際の障害になるのではと危惧していた。

 

2019年6月20日 第25号

 ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバー地区のサレー市を走る高速道路に14日夕方、エンジンが停止した小型プロペラ機が不時着した。

 この機体は、同市の南西にあるデルタ市のバウンダリーベイ空港から飛び立った、2人乗りにセスナ152型機。この空港にあるフライトスクールに所属する機体で、生徒と教官が搭乗する通常の訓練飛行の最中だった。フレーザー川に沿うように走る高速17号線の、パトゥロ橋より少し南側の西向き車線に不時着した。時刻は午後6時45分頃だったが、まだ金曜日の夕方のラッシュアワーが続いており交通量が多かったものの、セスナ機は車と接触することもなく無事着陸、けが人も出なかった。

 この訓練機がバウンダリーベイ空港を飛び立ったのは、午後5時45分ごろ。訓練空域の一つであるピッツレーク周辺で訓練を行っていたが、帰途はラングレー市上空を経由する通常のルートではなく、フレーザー川に沿ってポートマン橋、アレックスフレーザー橋を経由する、いわゆるショートカット・ルートでバウンダリーベイ空港に戻ろうとしていた。

 エンジン停止の原因は、燃料切れ。このフライトスクールの社長兼CEOのピーター・シュリークさんがメディアに語ったところによると、両翼に1つずつある燃料タンクのうち、片方のタンクのキャップが外れていた。このため飛行中に翼の上面に働く負圧のため、中の燃料が吸い出され短時間で空になってしまった。

 運輸安全委員会の係官の現場検証の後、燃料と新しいキャップが付けられたセスナ機は日没前に高速道路から離陸、無事にバウンダリーベイ空港に帰還した。

 

2019年6月20日 第25号

 ユーコン準州中西部の、人口1400人弱の町ドーソンシティにあるホテルに、凍傷のため切断された足の親指が寄付された。

 この足指、もともとはイギリス海兵隊の隊員だったニック・グリフィスさんのものだった。イングランド北西部の都市マンチェスターの北に位置するボルトン在住のグリフィスさんは2018年3月、同準州で行われたレース、ユーコン・アークティック・ウルトラに参加した際に、凍傷で足指3本を切断する治療を、同準州の州都ホワイトホースの病院で受けていた。このレースは徒歩かクロスカントリースキー、またはマウンテンバイクで、世界一過酷といわれる犬ぞりレース、ユーコン・クエストの1000マイル(約1610キロメートル)のルートのうちの、ドーソンシティまでの483キロを走破するというもの。

 ホワイトホースの病院に滞在中、グリフィスさんは看護師からドーソンシティのダウンタウン・ホテルに伝わる『サワー・トウ・カクテル』の存在を知らされた。これは、同ホテルのバーで提供される、ミイラ化させた人の足指を入れたショットグラスで提供されるウイスキーのこと。このカクテルがメニューに登場したのは1973年で、このカクテルを飲んだ人は名誉ある『サワー・トウ・クラブ』への入会が認められる。

 グリフィスさんも退院後このホテルを訪れ、このカクテルに挑戦、晴れて『サワー・トウ・クラブ』に入会した。グリフィスさんは当初切断された足指を全部寄付するつもりだったが、親指だけをイギリスの自宅から郵送した。先々週にこれを受け取ったダウンタウン・ホテルの総支配人アダム・ジャールさんによると、足指は医療用アルコールで保存されており、良好な状態だという。そしてこれから、この足指を岩塩に漬け込みミイラ化させ、ゆくゆくは『サワー・トウ・カクテル』に使用していく予定だと取材に話していた。

 

2019年6月20日 第25号

 ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市で8日夕方、走行中のドライバーが火のついたままのタバコの吸殻を窓から投げ捨てたとして、罰金575ドルの違反切符を切られた。

 覆面パトカーを運転中だったビクトリア市警察のデル・マナク本部長は、前を走るフォード・マスタングのドライバーが、灰を窓の外に落としながらタバコを吸っているのに気がついた。

 そして最後の一服を吸ったドライバーが、そのまま吸殻を窓から投げ捨てるのをマナク本部長は見逃さなかった。吸殻はそのまま道路上に落下した。これはBC州の森林火災条例に違反する行為で、マナク本部長はこの21歳のドライバーに違反切符を手渡した。なぜ吸殻を投げ捨てたのかと尋ねたところ、この青年は車内のカップホルダーを指差し、自分の車にこげを作りたくなかったからだと答えたという。

 青年の態度は協力的ではなかったものの、マナク本部長がこのような乾燥した天気では、火のついた吸殻のポイ捨てが森林火災を引き起こす危険性を指摘すると、そこまでは考えていなかったと答えていた。

 BC州森林火災サービスによると、乾燥した屋外での裸火の使用のほか、車やエンジンの使用、吸殻のポイ捨てといった人的行為が森林火災の原因となったのは、発生した火災全体の件数の約40パーセントにのぼっている。

 マナク本部長がタバコのポイ捨てで違反切符を切ったのは、今回が初めてではなかった。昨年9月にも彼は同様な違反で81ドルの罰金を科している。マナク本部長は、吸殻をきちんと処理する方法は幾通りもあり、罰金がドライバーにとって、もっと注意深くなるための授業料となってくれることを願っていると、取材に語っていた。

 

 

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