2018年10月11日 第41号

 アルバータ州エドモントンで同州議会野党の連合進歩保守党(UPC)が来年の選挙に向けた候補者との親交を深めるパブナイトを開催中に、ソルジャー・オブ・オディン(SOO)メンバーと記念撮影をしていることが分かった。SOOのフェイスブックページに写真が掲載され明らかになった。

 5日に行われたイベントで一緒に写っていたUPC候補者3人の一人ニコール・ウィリアム氏は、7日に自身のツイッターでSOOが何を意味しているか分からなかったと語り、知っていれば「彼らの差別的信念は我々の党には必要ないのでその場を離れるよう求めた」と説明した。

 ソルジャー・オブ・オディンとは2015年にフィンランドで白人至上主義者ミカ・ランタ氏によって組織された反移民を掲げるグループ。カナダにも支部があり、大都市圏に多い。カナダ支部では自らをカナダの安全を守るグループとし、人種差別主義者ではないと主張している。

 今回一緒に写真に写っていたSOOメンバーは約10人で、身に着けている帽子やシャツに、「S.O.O.」の文字が入っていた。

 UPCジェイソン・ケニー党首はツイッターで、党としてどんな集団でも人種差別を助長するグループを非難する、特に今回はUPC先住民族候補者の活動を汚す行為であり非常に不愉快と述べた。

 しかし与党新民主党(NDP)は、UPCは人種差別主義者を取り込もうとすることがあり、今回の件についての反応も疑わしいと党のツイッターで語っている。

 

2018年10月11日 第41号

 秋が近づき、キノコ狩りに精を出す人が増えてきた。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに住むオリヤ・クシアルーワさんとデビッド・スワブさんも、そんな夫婦だ。

 4日午後、二人はノースバンクーバーとスコーミッシュの間のシートゥースカイ・ハイウェイ脇の山の斜面で、キノコ狩りをしていた。先行するクシアルーワさんは、背後でスワブさんが叫び後戻りしているのを見て、何かに刺されたか、クマでも目撃したのかと思ったと、のちに取材に話している。

 スワブさんのあとを追いかけたクシアルーワさん、下生えの下をよく見るように彼から言われ、目を凝らしてみると、なんとも巨大なキノコがあるのに気がついた。

 次の瞬間、大声で笑い始めた二人。それは重さ2・92キログラム、傘の直径が36センチメートルになる、イタリア料理によく用いられるポルチーニ茸だった。クシアルーワさんが両手でかかげた、この巨大キノコの写真を見ると、虫食いの穴などもなく、とてもきれいな状態だ。「こんなことは、滅多にない」と興奮を隠しきれないクシアルーワさん。

 頻繁にキノコ狩りに出かける彼女によると、今年はキノコの当たり年らしい。雨が降るたびにキノコが顔を出し、彼女の家の冷蔵庫はすでに紙袋に入れられた様々なキノコで満杯になっているという。

 しかしキノコ狩りは常に毒キノコの誤採集の危険性を伴う。ところがクシアルーワさんは「キノコ狩りは、私にとって遺伝みたいなもの」と語る。彼女の祖母は、祖国ウクライナでキノコ採りの名人だった。その知識はクシアルーワさんの父、そして彼女自身へと着実に引き継がれてきた。子供のころからキノコ狩りに行くのがたまらなく好きだったというクシアルーワさん。結婚してもパートナーとともにキノコ狩りが続けられ幸せだと語っている。また、この巨大ポルチーニ茸の画像をウクライナにいる家族にも見せ、収穫を共に祝うつもりだ。

 その後乾燥させたこのポルチーニ茸を、クシアルーワさんはディルのよく効いたクリームソースで和え、マッシュポテトやピロシキ、ポレンタ(イタリア料理の、トウモロコシの粥)にかけて、サンクスギビングの連休の食卓を飾ったという。

 

2018年10月11日 第41号

 ホッケーも始まり、ウィンタースポーツの季節となったが、ブリティッシュ・コロンビア州には100歳で現役のカーリングプレーヤーがいる。

 ロラ・ホルムズさんは9月16日、家族や友人など130人以上に囲まれ、100歳の誕生日を共に祝った。そして9月24日には、100歳になって初めての試合に出場した。彼女は現在、世界最高齢のカーリングプレーヤーとして、ギネス世界記録にノミネートされている。

 ホルムズさんは取材に対し、まさか自分が100歳まで生きられるとは思っていなかったし、100歳になってもカーリングを続けているなんて夢にも思わなかったと語っている。「カーリングは楽しい」と語るホルムズさんは、カーリングを始めて20年になる。週に2回はプレーするという彼女にとって、カーリングのリンクが第二の我が家となっている。

 BC州カーリングクラブのウェブサイトによると、ホルムズさんがカーリングを始めたのは25歳で、看護師としてオンタリオ州サドバリーで働いていた時のことだった。この時はすぐにやめてしまったが、定年退職後にバンクーバーに引っ越してから、カーリングを再開した。その時の年齢は80歳で、地元カーリングクラブのシニアグループにも所属した。

 その後、指にしびれや痛み、また細かい作業が困難になる手根管症候群(carpal tunnel syndrome)を両手に発症、手術を受けることになる。このため20キロ弱(43ポンド)のカーリングストーンを投げ出すことが難しくなったが、彼女は「ピーター」と名付けたスティックを用いて、プレーを続けている。

 彼女が所属するチームの司令塔(スキップ)を務めるマーリーネ・ロックフィルさんは、ホルムズさんに初めて会った時、彼女の年齢が信じられなかった、彼女はみんなの励みになると、取材に話している。

 ホルムズさんはカーリング以外にも太極拳を週二回行うほか、ブリッジに興じたり友人を訪問したりするなど、アクティブに過ごしている。「何もしないで過ごすこともできるし、何かすることもできる。私の場合、人生をやりがいあるものにするため、何かをするようにしている」と、ホルムズさんは語っていた。

 

2018年10月11日 第41号

 レギュラーシーズンも残りわずかとなったCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)。第17週、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーのBCプレースでBCライオンズがトロント・アーゴノッツと対戦した。

 西地区最下位ながらわずかにプレーオフ進出の可能性を残しているライオンズは、この試合に勝利しなければ今季はほぼ絶望となる。

 この日は前半からライオンズが得点を重ねた。第1クオーターにタッチダウンを決め、その後はフィールドゴールで追加点を挙げていった。

 第4クオーターで一時は26—10と大きくリードしていたものの、試合終了間際にアーゴノッツが猛反撃。結局26—23で辛くも逃げ切った。これで勝ち点を14に伸ばし、プレーオフ戦線になんとか踏みとどまった。

 8日には4位だったエドモントン・エスキモーズがサスカチュワン・ラフライダーズに敗れた。これによりライオンズが4位に浮上、エスキモーズが最下位に転落した。

 ライオンズの残りは4試合。西地区強敵との対戦が残っている。

 

BCライオンズ先発QBジェニングズ。10月6日BCプレース。(Photo by Preston Yip)

 

2018年10月11日 第41号

 アルバータ州エドモントン市郊外の駐車場で先月、南アジア系住民に差別用語を浴びせた女性に、実刑判決が下された。

 事件が起こったのは、同市南東にあるアパートの駐車場。駐車スペースの問題から言い争いになったのは、インドからカナダに移住して7年になるラフール・クマーさんと、アンジェリーク・バーフィールド被告(44歳)。

 車の運転席のバーフィールド被告が、クマーさんと言い争う様子を2分間にわたって記録した動画には、クマーさんの出身国とは違う南アジアの国の蔑称を使ったり、濃い肌の色を軽蔑する言葉を使ったりしている様子が映されている。さらにクマーさんに対し、出身国に帰れと言い放ったのち、彼の車につばを吐きかけて現場から去っていったという。

 人事の専門職についているクマーさんは、この言い争いにとてもいやな思いをしたと、メディアに語っている。一方バーフィールド被告はメディアの取材に対し、自分は差別主義者ではなく、自分の言動には責任を持てると話した上で、自分の行動になんら謝るべきところはないと、付け加えている。

 バーフィールド被告は罵詈雑言を用いた騒動を起こした罪と、クマーさんの車につばを吐きかけた罪で9月15日に逮捕されたのち、保釈された。この件を捜査した警察は、バーフィールド被告の言動は駐車スペースの問題から発生したもので、差別的憎悪から発生したものではないとして、ヘイトクライムとしては扱わなかった。しかしエドモントン市警察ヘイトクライム捜査課のゲリー・ウィリッツ巡査部長は、きっかけは別だったとしても、この件はヘイトクライムと呼べる性質のものだったと、取材に語っている。

 

 

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