2017年7月13日 第28号

 ドイツのハンブルグで開催されていたG20(20カ国・地域首脳会合)で、2015年にフランスのパリで開催された国連気候変動枠組み条約会議で合意した「パリ協定」の重要性を改めてアメリカ大統領に進言したとジャスティン・トルドー首相は8日、記者団に語った。

 今回のG20の主要議題となっていたパリ協定は、アメリカが離脱を表明したことで20カ国の合意には至らなかったが、その重要性は19カ国で共有したと語った。

 トランプ大統領には、パリ協定は世界中の人々の深い関心事であり、未来の経済活動に直接かかわることだということを強調した、とトルドー首相は語った。

 保守党ハーパー政権時代は気候変動の国際協定に消極的だったが、2015年に自由党が政権を取って以降、トルドー首相は積極的に推進することを強調。今回のG20でも、7日にはドイツのメルケル首相と会談し、なるべく多くの国々が合意するよう促すことで意見が一致していた。

 トルドー首相は記者団に対し、例えアメリカが離脱してもアメリカ国内の州や市、民間企業は独自に環境対策をするだろうと、ハーパー政権時代のカナダを例に将来への期待を語った。

 また、発展途上国の女性起業家に支援する世界銀行が発表したプログラム「女性起業家経済支援イニシアチブ」に、カナダが2千万カナダドルを支援することも発表した。

 

 

2017年7月13日 第28号

 カナダ統計局は7日、6月の就業者数は4万5300人増だったと発表した。予測されていた1万人増を大きく上回った。失業率も前月の6・6パーセントから6・5パーセントに改善した。

 3万7100人はパートタイムで、残りがフルタイム。好調だったのはサービス産業で、専門業、サイエンス、テクノロジー産業が大きく増加し、ヘルスケア、公的行政機関、宿泊業も好調だった。農業や製造業でも増加した。

 地域別ではケベック州とブリティッシュ・コロンビア州が好調で、オイル産業不況の影響で経済が低迷しているアルバータ州でも、失業率が0・4パーセント改善し7・4パーセントとなった。

 これで7カ月連続の雇用増加となる。雇用統計前にも、すでにカナダ銀行の金利引き上げが予想されていたが、今回の統計結果で今月の引き上げは確実ではとみられている。

 カナダ銀行は2015年に0・25パーセント引き下げを2回実施、現在は0・5パーセントを維持している。

 

 

2017年7月13日 第28号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーとノースバンクーバーを結ぶライオンズ・ゲート橋を4日未明、高級車フェラーリで暴走した若者が警察に検挙され、車も押収された。

 この、推定価格25万ドルのフェラーリ458を運転していたのは22歳の青年。橋の制限速度60キロメートルのところ、彼は210キロメートルで橋を北方向に暴走。実に150キロメートルのスピード違反となる。交通取り締まりを行っていたウェスト・バンクーバー市警察が通報を受け、このフェラーリを検挙した。

 ところで、この青年がスピード違反で捕まったのは今回が初めてではない。3カ月ほど前にも、同じ橋の上を暴走し検挙されている。このため、BC州交通監督官(Superintendent of Motor Vhiecle)による審理がなされ、車の押収期間を通常1週間のところを、60日間とする決定が下された。

 さらに同市警察は追加の報告書を監督官に提出、免許停止の可否が検討されることになる。また、この監督官による免停措置は、通常の道交法違反による処罰とは関連なく行われる。

 ちなみにウェストバンクーバー市警察がスピード違反で押収した車は、今年に入り95台となっている。警察では、スピード違反はドライバー本人だけではなく、他の走行中の車も危険にさらすことになると警告している。

 

 

2017年7月13日 第28号

 ノバスコシア州の北、セントローレンス湾で6月下旬、タイセイヨウセミクジラの死骸が発見された。これで同海域で発見されたセミクジラの死骸は7体目となる。場所は、同湾中心に位置するマグダレン島の北。死因はまだ明らかになっていないが、先月には2頭のメスのセミクジラと、4頭のセミクジラの死骸がほぼ同じ海域で発見されている。

 海洋哺乳類の保護活動を行っているマリーン・アニマル・レスポンス協会のトニヤ・ウィマーさんは、もしセミクジラが今までの繁殖海域だったニューブランズウィック州とノバスコシア州の間のファンディ湾や、それより南のローズウェー海盆から、セントローレンス湾に生息域を移そうとしているのであれば、この事態の原因を早急に突き止める必要があると指摘している。そのために漁業海洋省が、今回の死骸やマガダレン島に漂着した別の個体の死骸解剖も行うことを望んでいる。

 今までに解剖が行われた3体のうち2体は、船舶との衝突による外傷が、残る1体は口腔内とヒレに長期間漁網が絡まっていたことが原因で死亡したとみられている。一時は絶滅の危機に瀕したセミクジラは、今でも生息数は525頭ほどだと推測されている。

 セミクジラの専門家の一人は、もしセミクジラの繁殖域が実際にセントローレンス湾に移行しているのであれば、そのことを明らかにした上で漁業関係機関や船舶運輸業界と協力し、セミクジラを守るために航路の変更や漁師へのクジラの存在の周知、また航行速度の制限などを行わなければならないが、それは容易なことではないと話している。

 

 

2017年7月13日 第28号

 カナダ保健省は8日、製薬会社大手バイエルの下剤のリコール対象を拡大すると発表した。

 今回対象に追加されたのは、顆粒状の内服下剤レストララックス30+7ボーナスパック(RestoraLAX 30+7 Bonus Packs)。内容物に塊が混入していて、喉につまる危険性がある。

 バイエルが出した声明によると、この商品のうち、特定の製造ロットに溶解しにくい塊が混入していることが発見された。また同社はカナダ保健省、および同商品を扱っている店と連携して、リコールの周知徹底を図るとともに、店頭からの回収を行うとしている。

 なお、今回対象となった同商品の製造ロットは、次のとおり。 6G03PU、6G02PU、5M09PU、6E25PU、5M03PU。

 

 

 

今週の主な紙面
7月20日号 第29号

バンクーバー新報は毎週木曜日発行です。

あなたにぴったりの学校がきっと見つかる! School Information…V-5
ピアニスト・ジェイミー・パーカーが音楽祭『サマー・ミュージック・バンクーバー』で演奏…V-2
認知症と二人三脚…V-3
気持ち英(え~)会話…V-4
企友会・日加商工会議所ゴルフ大会…V-4
20周年を迎えたウエストポイントグレイ日本語クラス…V-16
ヨガと健康…V-22
帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術…V-25
The Nations Cup 2017 日系代表チームが初出場!…V-27
CLASSIFIED…V-20~26
求人情報…V-23

詳しくは7月20日号 第29号
バンクーバー新報をご覧下さい。

配布リストはコチラ