2017年3月9日 第10号

 バンクーバー市警は6日、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市ダウンタウンで2月28日に行われたトランプタワーオープニングセレモニーの警備費が1日で10万5千ドルだったと発表した。このセレモニーには、米ドナルド・トランプ大統領の息子2人がテープカットに参加。トランプ大統領の政策に反対する市民ら約100人がトランプタワー前で抗議デモを行っていた。

 デモはこの日トランプタワー周辺で午前10時から午後8時まで、近くのジャック・ポール・プラザで午後4時から別の団体がデモ行進した。

 バンクーバー市警はトランプ大統領家族の警護ではなく、市民が安全にデモを行うこと、周辺の交通網が混乱しないことなどを中心に警備したとしている。

 トランプ大統領家族の警護はシークレットサービスとカナダ連邦警察(RCMP)が担当。RCMPは費用の詳細を発表していない。

 

 

2017年3月9日 第10号

 マニトバ州で史上初となるダイヤモンドが、発見された。

 マニトバ州ウィニペグ市にある、マニトバ・プロスペクター・アンド・デベロッパー協会によると、非公式なマニトバ州とアルバータ州の探鉱者コンソーシアムが、マニトバ州北西部のニー湖の近くで大きさ1ミリメートル以下のダイヤモンドを発見したという。

 ニー湖はウィニペグ市の北西約600キロメートルに位置する大きな湖で、ヘイズ川(Hayes River)の一部。ヘイズ川はかつて、マニトバ州ハドソン湾岸の町ヨークファクトリーから、ウィニペグ湖畔のノルウェーハウスへの探索ルートとなっていた。またニー湖からヘイズ川を西へ遡ったところにあるオックスフォード湖畔には、バニボニビー(Bunibonibee)クリー先住民居留地がある。

 カナダ国内ではすでにオンタリオ州北部、サスカチワン州、およびノースウェスト準州でダイヤモンドが採掘されていたことから、地質学者の間ではマニトバ州にもダイヤモンドの鉱床があると予想されていて、探鉱者がこの16年間、試掘を続けていた。

 この1ミリ足らずのダイヤモンドを岩盤から採掘したグループは、さらなる量のダイヤモンドが埋蔵されている可能性もあると語っている。

 より深くの採掘を進めるため、同グループは何百万ドルにものぼる資金の調達にとりかかっている。もしダイヤモンドの発見に成功すれば、最終的には鉱山を開設する予定だという。今回の発見は、付近の先住民コミュニティも含めた全てのマニトバ州民への朗報だと、グループ関係者は取材に語っていた。

 

 

2017年3月9日 第10号

 バンクーバー・ホワイトキャップスFCは3月2日、BCプレースで行われたCONCACAFチャンピオンズリーグ準々決勝対ニューヨーク・レッドブルズ第2戦で、2ー0と勝利し、準決勝進出を決めた。決勝トーナメント初進出のホワイトキャップスの快進撃が続く。

 試合開始5分に16歳デイビーズが先制ゴール。早々とまずは1点を先取した。試合はそのまま後半に。追加点がほしいホワイトキャップスは、66分から出場のモンテロがホワイトキャップス初ゴールを決め2点目。守っては無失点で準決勝進出を決めた。

 ホーム&アウェー方式の第1戦はニューヨークで2月22日に行われ、1ー1の引き分けだった。

 準決勝第1戦は3月14日、メキシコでUANLタイガースと対戦する。第2戦は4月5日BCプレース。チケットはすでに発売されている。

 

今季キャップスに移籍したFWシィア(左)。3月2日BCプレース:Photo by Preston Yip

 

 

2017年3月9日 第10号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー国際空港で、利用客がはしかに感染した恐れがあるとして、バンクーバー・コースタル保健局など医療当局が注意を呼びかけている。

 2月24日に台湾・台北市から到着したエア・チャイナ132便と、同日にエドモントンに向け出発したウェストジェット186便を利用した乗客に、感染の恐れがあるという。

 また同日午後6時10分ごろから深夜零時20分ごろまでの間、同空港の入国審査・税関エリアと国内線ターミナルにいた利用客にも可能性がある。

 この条件に該当し、感染の恐れがあると感じた人は、18日までは健康状態に注意をするよう、保健局ではアドバイスしている。

 はしかにかかると、最初はせき、くしゃみ、鼻水といったカゼのような症状が出るとともに、口の中に白い斑点が現れる。さらに高熱が出るとともに全身に赤い発疹が広がる。

 このような症状が出た場合、医療機関に事前に予約をいれ、他の患者への感染対策が整えられてから診察を受けるようにする。またバンクーバー・コースタル保健局(604-675-3900)へも報告も忘れないようにしてほしいと語っている。

 BC州のほとんどの人は、はしか、おたふくかぜ、および風疹の混合予防接種(MMR)を子供の時に受けているので、感染の心配はないという。しかし海外旅行へ出かける人は、必要なワクチンを接種済みかどうか確認しておいたほうがよいと、同保健局はアドバイスしている。またバンクーバーとリッチモンドには、同保健局が運営するトラベルクリニックがある(予約は604-736-9244)。

 

 

2017年3月9日 第10号

 2014年10月末、ノースウェスト準州イエローナイフ近郊で行方不明になり、1年後に白骨死体で発見された熊本県宇土市出身の医師、吉窪昌美さん(当時45歳)。

 警察は最初大掛かりな捜索活動を開始したが、その後吉窪さんが日本を出国する前に自殺をほのめかしていたとの情報が伝わった。また本人はイエローナイフ郊外の森へ、足跡を残さないようにして消息を絶った形跡が見られ、開始から1週間後に警察は本人は死亡したとものと判断、捜索は打ち切られた。

 しかし、警察のこの発表が納得のいくものではなかったため、地元有志が独自に吉窪さんの行方を追っていた。吉窪さんが最後に防犯カメラに映ったのは、2014年10月22日の午前9時15分ごろ。宿泊していたホテルから、ピンク色のコートを着てバックパックを背負い、ショルダーバックを肩からさげている映像だった。その後ホテルから離れるように高速4号線沿いを歩いているのが目撃されたのが最後だった。

 2015年8月に、森を歩いていたハイカーが偶然見つけた人骨が、DNA鑑定の結果吉窪さんのものであることが確認され、一応この件の幕は下りたように見えた。

 しかし、トロントを拠点に活動する映画監督ジェフ・モリソンさんは、明らかにされてこなかった情報を拾い集め、実際には何が起こったのかを伝えるドキュメンタリーを作ろうと決心した。

 外部の人間が現地に赴き、地元の人に事件のことをいろいろインタビューして回るのは、最初は緊張したとモリソンさん。しかし多くの人に会ううちに、イエローナイフの人々が吉窪さんのことをとても気にかけていたことを目の当たりにした。

 さらに、モリソンさんは日本へも出向き、吉窪さんの家族や以前の患者にもインタビューしている。そこで出会った全ての人が、吉窪さんに対して好意的な印象を持っており、また患者のことを深く考える勤勉な医師だったと表現していた。

 モリソンさんはドキュメンタリー製作にあたり、その人物にこれほど感情移入したことはなかったと取材に話している。製作を手伝ったパートナーは、モリソンさんがこの作品で吉窪さんを守ろうとしているのがわかると、彼に伝えたという。

 モリソンさんは現在、日本にいる吉窪さんの家族のためにドキュメンタリーの日本語化に取り組んでいる。

 このドキュメンタリーは、カナダ公共放送(CBC)で2日、全国放送された。またオンライン上でも見ることができる(『CBC』、『Missing』、『Tourlist』で検索)

 

 

 

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3月23日号 第12号

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