2020年4月30日 第14号

 新型コロナウイルス感染の影響で、多くの企業や団体が窮地に立たされる中、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにある、バンクーバー水族館も大きな打撃を受けている。

 同館は今月に、このままでは閉館の可能性もあると発表した。現在は海洋生物たちの飼育を、ギリギリで続けられる状況と明らかにした。従業員は一時的に解雇できても、7万いる海洋生物たちの世話を止めるわけにはいかない。

 水族館によると、閉館の可能性を発表した後、多くの人が寄付し1週間で62万4427ドルが集まったという。水族館の収入は入場料とグッズ販売などで、月平均300万ドル。3月17日から続く休館は収入に大きく響いている。

 そこでこの窮地を救うために、地元MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCが、コラボデザインのマスクを販売することを発表。売上金を水族館救済に充てるという。マスクは大人用、子ども用が用意され、水族館とホワイトキャップスのロゴが入った4種類のデザインが用意されている。洗って何度も使用可能で、バンクーバーで製造されている。

 購入は水族館ウェブサイトから可能。郵送は5月からと発表している。

 バンクーバー水族館サイト https://vanaquashop.org/

 

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