ブリティッシュ・コロンビア州政府は2月1日、ブリティッシュコロンビア大学で長年にわたって話し合いを行ってきた、同州北部グレート・ベア・レインフォーレストでの森林保護区域がようやく合意に達したと発表した。

 これにより、同区域の約85パーセント、310万ヘクタールで、森林伐採が禁止となる。残りの区域も条件付きとなる。

 BC州北西部、ハイダグワイの東側対岸の海岸線に位置し、南はディスカバリー・アイランドから北は米国アラスカ州境界近くまでを範囲としている。世界でも類を見ないユニークな生態系が残されていることで知られている地域。ブラックベアの遺伝子変異による全身真っ白の通称スピリットベアの生息地としても有名で、オルカやグリズリー、樹齢の長い原生林など、手つかずの自然が残る、世界で最も広い海岸温帯降雨林地域でもある。

 今回の発表には、合意に達した州政府、先住民族、環境保護活動家、林業関係者が出席した。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州クリスティ・クラーク州首相は2月1日、州政府が州内、特にメトロバンクーバーの不動産について海外投資家の影響がどの程度あるのかを調査していることを認めた。

 クラーク州首相はこれまで、昨年6月の調査結果で、海外投資家が関わっているのは5パーセント以下だったことを理由に、海外投資家による不動産価格高騰への影響は限定的との見解を示していた。

 しかしこの日、州営機関BCハウジングが約1年、調査に関わっていることを明らかにした。前日のプロビンス紙でその事実を示す記事が掲載されたことで、質問された時に認めざるを得なかった形だ。

 バンクーバーの急騰する不動産市場については、これまで何度も海外投資家の影響の可能性について疑問が沸き起こり、警鐘も鳴らされてきた。しかしBC州政府は特に対策を講じることはなく、詳細なデータを公表し対策の必要性がないことを証明することもしてこなかった。クラーク州首相は先週、記者に対し、「現在土地を所有している州民の不利益になる可能性があるため、不動産価格を鎮静化する対策を現時点で講じる予定はない」と公言した。

 しかしこの日、内密に調査を行うよう指示していたことが明らかになった。新民主党(NDP)デイビット・イービー議員は、これだけ注目を浴びている、州民にとって最も関心の高い問題についての調査を内密にする必要はないのではないかと批判した。

 

 国内2番目の航空会社ウエストジェット社は2月2日、2015年第4四半期の収支報告書を発表、座席有効マイル数当たりの収入で2009年以来となる急減となったと報告した。収入は3・6パーセント減、営業利益は14パーセントから11・8パーセントに減少した。

 この発表を受け、株式は1日の下落幅では2002年以来となる大幅下落の11・5パーセント、一時約3年ぶりの低い水準となる16・55ドルまで値を下げた。

 特にアルバータ州での減収が顕著で、原油価格急落による影響がここにも表れている。ウエストジェットはアルバータ州に本社を置き、低価格航空会社としてアルバータ州、カナダ西部を中心に路線を展開。石油産業を主要産業とする同州で、好調な石油天然ガス関連企業の恩恵を受けてきた。現在では、国内、アメリカ、中米のみならず、ヨーロッパ線にも進出している。

 しかし、2014年半ばから始まった原油価格の急落が時間差で直撃。同社によれば、第4四半期も後半になって急に影響が出始めたと語った。同州発着便は同社の約40パーセントを占めるという。ただ他の路線でのこれほどまでの急落は見られないため、今後はバンクーバーやトロント線を強化していく必要があると語った。アルバータ州でも第2四半期以降は持ち直すのではないかと予測している。

 

 ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドの公共交通機関で、電子乗車券コンパスカードの導入が進んでいる。これに伴い紙製回数券の使用は漸次終了していくが、そのため今まで用いられていた追加料金の支払いを回避するテクニックが、使えなくなる。

 それはカナダラインの、空港線初乗り料金。バンクーバー国際空港側から乗車する場合、空港線建設費用の負担分として5ドルの追加料金を払わなければならない。今までは紙製回数券で空港駅から乗車することで、この上乗せ料金を回避する人が多かったが、コンパスカードではこれができなくなる。

 ちなみにコンパスカードであっても、定期券(マンスリーパス)や一日乗車券(デイパス)からは、この追加料金は徴収されない。

 

 イスラム教の女性の服装である、目の部分以外全身を覆うブルカを着ていたために入店を拒否されたアルバータ州エドモントンの19歳の女性が、それでもその店主を責めたりはしないと、メディアに話している。

 大学で心理学を専攻しているサリ・ガラブさんが、友人とともに同市北西部のショッピングセンター内にある靴修理店へ出向いたのは1月27日のことだった。彼女は2週間ほど前に、壊れたヒールの修理についてこの店に電話をしていた。電話に出た店長の対応は良く、修理は2〜3ドルでその日のうちに仕上がると説明してくれたと、ガラブさんは話している。

 しかしいざ彼女が店を訪れてみると、店長から出て行くように言われた。同行していた友人によれば、店長は「自分の道徳観念から、顔を見せない人物とは商売できない」とガラブさんに向かって言い、一歩たりとも店の中に入ることを拒否していたという。

 この対応に驚いた友人は、ガラブさんにショッピングセンターの責任者に苦情を申し立てるべきだと主張したが、ガラブさんはそうする代わりに店長宛の手紙を書くことにした。

 彼女は手紙に、ブルカを着ることが自分たちの文化の中では祖先を敬い自己啓発となるとともに、自分がイスラム教徒であることの誇りを表すことになると説明。そして店長の言葉で自分が傷ついたことは事実だが、迫害には優しさと思いやりで対応するのもイスラム教徒としての私のやり方であり、そうすることで彼がこの先、イスラム圏の人々に接する時には思いやりの心を持てるようになってほしいとつづった。

 ガラブさんはこの手紙に花束を添えて、1月30日に店を再び訪れた。しかし店長は再び彼女を店の外に追い出し、手紙も花束も受け取らなかった。

 この件に関してメディアから取材の依頼を受けた店長は、5000ドルの取材協力費とホテルでの取材会見を設けるよう要求してきたという。

 その一方で、ショッピングセンターの駐車場でメディアの取材を受けたガラブさんは、それでも店長の取った行動が責められたりすることは望んでいないと話していた。

 

 

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