ビル・モルノー財相は3月30日、ニューヨークで講演し、カナダ経済がカナダドル安の恩恵を受けるにはもう少し時間がかかるとの認識を示した。カナダドルはことし1月、約10年ぶりの安値を付けた。原油価格の下落が引き金となっているが、それ以降はやや落ち着いている。

 モルノー財相は、カナダドル安は輸出産業、特に製造業には好機となると言い続けているが、その恩恵を受けるには1年以上は必要との認識を示した。ただ、3月31日に発表された経済成長率は0・6パーセントと予想を上回る伸びを見せ、4カ月連続プラス成長。けん引していたのは製造業だった。

 同日、カナダ銀行リン・パターソン副総裁がアルバータ州エドモントンで講演。天然資源産業が主要産業の同州では原油価格の急落により経済が大きく傾き、厳しい状況となっている中、原油価格下落から回復するには2年はかかるだろうと語った。カナダ銀行は来週、金融見通し報告書を発表する。

 

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 今季の大リーグが4月3日開幕した。トロントに本拠地を置くブルージェイズは、昨季1993年以来のプレーオフ進出を果たし、アリーグ・チャンピオンシップ・シリーズまで進出。ワールドシリーズ進出は逃したものの、トロント復活にカナダ中が沸き立った。

 その期待は今季にも引き継がれている。ブルージェイズの開幕戦はタンパベイでのレイズ戦。開幕投手は先発若手ナンバー1のストローマン。相手打線を1点に抑え、チームは5―3で勝利し、幸先のよい白星スタートなった。

 昨季シーズンオフには、社長、ゼネラルマネージャーの交代が発表されたが、監督・コーチ陣はほぼ変わらず、選手も先発左腕プライスが抜けたが、昨季のプレーオフとほぼ同じ。あの興奮を再びと開幕から期待がかかっている。ホームでの開幕戦は8日レッドソックス戦。公式戦開幕前の4月1日、2日には、モントリオールでプレシーズンが行われ、モントリオールにMLBチーム再びの声も挙がり、カナダは野球ムードに包まれている。

 

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 アルバータ州カルガリーのサドルドームで3日、カナダ版グラミー賞とも呼ばれるジュノー賞の授賞式が行われた。

 ことしの最優秀アルバム賞を受賞したのは、ザ・ウィークエンドの名前で知られている、エイベル・テスファイ。同賞にノミネートされたジャスティン・ビーバーやドレイク、ジャン・ルル、ショーン・メンデスといったライバルをおさえ、アルバム『ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス』でこの賞を射止めたほか、彼はシングル『キャント・フィール・マイ・フェース』で最優秀シングル賞も受賞。また2日に行われた前夜祭でも、最優秀アーティスト賞のほか、最優秀ソングライター賞最優秀、R&B・ソウル・レコーディング賞も獲得し、45回目となる同賞の話題の人物となった。

 受賞の挨拶に立ったエイベル・テスファイはまず、ノミネートに挙がったほかのミュージシャンのアルバムに賛辞を送り、また彼らのために拍手を送るよう会場を促してから、自分の活動の支えとなった母親とファンに感謝の意を伝えた。

 アルバム賞を逃したジャスティン・ビーバーはファン・チョイス賞を受賞したものの、授賞式には出席せずビデオメッセージで挨拶を送ったのみだった。

 そのほかの賞としては、最優秀グループ賞にウォーク・オフ・ジ・アース、最優秀カントリー・アルバム賞にはアルバム『ジプシー・ロード』のディーン・ブロディが選ばれた。

 また、最優秀新人賞に選ばれたオンタリオ州ブランプトン出身のアレッシア・カラは、人生初めての受賞スピーチだと、少し涙ぐみながら挨拶した。

 そのほか、ベテラン・ロックシンガーのバートン・カミングはカナダ・ミュージックの殿堂入りを果たした。鳴り止まない会場からのスタンディング・オベーションに包まれながらステージに上がった彼は、この栄誉を故郷のマニトバ州ウィニペグに捧げるとスピーチ。2年前に他界した母親がこの会場で自分を見守ってくれているようだと語り、いい人に恵まれた自分は幸せだと結んだ。

 なお今回の様子は、音楽の授賞式としては世界で初めて高画質の4K解像度で放映された。

 

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 8万5千人近い死者を出した、2008年の中国・四川大地震。この時小学校で授業を受けていたメイホア・ファンさんは、崩れてきたがれきに足を挟まれた。神経もやられたせいか、痛みは感じなかったと、当時を語るファンさん。しかし救助は遅れ、軍のヘリコプターが山間の彼女の村に到着したのは、地震発生から1週間後のことだった。

 結局両足ともひざ上切断となったファンさん。しかし、この時にヘリコプターで救助されたことが、彼女の心に強く残った。

 パイロットなら人命救助ができる、パイロットとしての経験を積みたいと願うようになったファンさんは、ブリティッシュ・コロンビア州ピット・メドウズ空港にあるインペリアル・カナディアン・フライング・スクールのスポンサーを受け、バンクーバーでフライト・トレーニングの体験コースを受講している。飛行訓練に必要な授業を終了し、シミュレーター訓練も経験したファンさんは、さらに教官同乗で実際の飛行訓練も数回行っている。

 少数民族の小作農の家に生まれ、主に2人の祖母に育てられたファンさん。しかし慈善団体の支援によりインターナショナル・スクールに進学、優秀な成績を収めた。やがてそのような前向きな彼女の姿勢から、同じような境遇の子供たちに話をしてほしいという依頼がくるようになった。

 自分は何かを語るよりも、まず実行するタイプと言うファンさん。彼女は奨学金が下りればブリティッシュ・コロンビア大学で薬学を学ぶことになっている。この世に生を受けた以上、学び続け、自分を磨き続けて人生を楽しまなければならない、そのためには決して夢をあきらめないこと。将来何が起こるかは、誰にも予見できないのだから…と、ファンさんは取材に語っていた。

 なお四肢に障害がありながら飛行機操縦に挑戦した例としては、先天性異常ため生まれながらに両腕がなかったアメリカのジェシカ・コックスさんが、3年間にわたる訓練の末、2008年に軽飛行機免許を取得している。また彼女はギネス世界記録にも、世界初の両腕のないパイロットとして認定されている。

 

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 アメリカ共和党のドナルド・トランプ大統領候補が、メキシコ人を「犯罪人か強姦犯」と呼んだことに抗議するため、高層ビルの屋上にメキシコの国旗を飾った男性がいる。

 メキシコ・チアパス州出身で、現在はブリティッシュ・コロンビア州ポート・ムーディに暮らすカナダ人ディエゴ・レイナさんは、バンクーバー市中心部で建設が進む63階建てのバンクーバー・トランプ・タワーの現場で働く作業員のひとり。

 トランプ候補の発言を知ったレイナさんは、同候補の名前を冠するこのビルはメキシコをはじめ、様々な国からの移民の手で作られていることを忘れないようにとのビデオメッセージを、屋上ではためくメキシコ国旗の前で撮影、自身のフェイスブックのページで公開した。

 なお、この高層ビルはカナダを代表する建築家アーサー・エリクソンさんが設計。そのビルに人種差別を公言してはばからないトランプ候補の名前が付けられることには、政治家からも抗議の声が上がっている。建設を行っている土地開発会社ホルボーンに対しては、オンライン上でトランプ候補の名前をはずす請願が行われており、これまでに同市のグレガー・ロバートソン市長を含め5万人以上の署名が集まっている。

 

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