2017年8月10日 第32号

 7月31日、悪天候のためオンタリオ州のオタワ国際空港にダイバート(目的地変更)した航空機の乗客が、着陸後6時間にわたって機内で待たされた。

 この飛行機は、ベルギー・ブリュッセル発エア・トランザット157便で、336人の乗客を乗せて目的地のケベック州モントリオールに向かっていた。しかしモントリオール近辺での雷雨のため、オタワに目的地を変更、同空港に午後5時過ぎに着陸した。同機は駐機場には到着したものの、同じ理由で、この空港に急きょ着陸した航空機が30機近くあり、エア・トランザットの説明によれば、空港側の対応(搭乗ゲートのわり当てやタラップの手配など)が遅れ、乗客が長時間にわたり機内に拘束される事態となった。

 さらに同機は搭載していた燃料を使いきってしまったため、客室内の空調が停止、照明も消えてしまった。乗客によると、パイロットは空港側に給油を依頼したものの、給油トラックの燃料が底をついてしまったと告げられたという。機内は非常に暑く、呼吸に支障を来す人や気分が悪くなる人も。ついには乗客のひとりが救急に電話をかけ、救急隊員や警察官が駆けつける事態に。この時になり、ようやく水ボトルが支給されたという。

 駐機場で待つこと6時間、同機は午後11時にようやくオタワ空港を離陸、午後11時30分過ぎにモントリオールに着陸した。乗客が飛行機から降りることができたのは、離陸から15時間後だった。また、同じエア・トランザットのイタリア・ローマ発507便も、この嵐でオタワ空港に午後6時頃着陸。やはり乗客を乗せたまま駐機場で4時間あまりを過ごしている。

 この事態に対し、エア・トランザットは空港側の対応に問題があり、航空会社としてはなすすべがなかったとコメントしている。しかし空港側は、搭乗ゲートやタラップはもちろん、水以外の食料品も、航空会社からの要請があれば提供できる状態だったと反論している。また乗客を降機させるかどうかの決定は、航空会社に責任があると指摘している。また今回、駐機中の同機に地上係員がコンタクトを試み、支援が必要か確認しようとしたものの、パイロットは応じなかったと話している。

 交通機関に関する苦情や問題処理などを担当するカナダ輸送機関庁は2日、この件について調査を行うと発表した。エア・トランザットの約款によれば、90分以上の遅れが生じた場合は、乗客に機外に出ることもできるように手配しなければならないことになっている。

 

 

 

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