2017年8月10日 第32号

 ニューブランズウィック州モンクトンの老人ホームが、高騰する経費節減のため、入居者に支給するトイレットペーパーを週2個に制限すると決定、文書で通達した。

 この老人ホーム、マノワ・ノートルダムに義母が暮らしているアニタ・ルブランさんは、これは入居者にとって屈辱的な仕打ちだと憤っている。ルブランさんの義母は、予備のトイレットペーパーの購入を施設職員に頼んだものの断られ、ルブランさんに買い物を頼んだという。

 また入居者の家族や親せきなどには、この制限は伝えられていないとルブランさんは取材に話している。さらに施設では最近胃腸炎が流行っている事実を指摘、老人たちのトイレも自由に行けないような屈辱的な場面を思うと、普段はソーシャルメディアに激しい書き込みはしない彼女も、今回だけは怒りを抑えられなかったと、メディアに語っていた。

 なお同老人ホームは、メディアの取材依頼を拒否している。

 

 

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