2016年9月8日 第37号

 中国の上海で習近平国家主席と会談したジャスティン・トルドー首相は1日、表現の自由、多様化の容認の重要性などについて話したとともに中国に人権の保障を促したと、中国ビジネスマンの集いで語った。

 「簡単な話し合いではなかった」としながらも必要なことだったと強調した。

 トルドー首相は今回の中国訪問では、キャノーラ問題や自由貿易など経済関係の強化とともに、現在中国当局にスパイ容疑で拘束されているカナダ人男性ケビン・ガラットさんの釈放も大きな課題となっている。前日にはガレットさんの家族が状況が進展しないことにいらだちを示していた。今回の習国家主席との会談で、この問題の政治的解決はなかった。

 また、2国間の自由貿易については、中国側はオーストラリアやニュージーランドとの間で合意したような関係を要求しているが、カナダ側は慎重な姿勢を示している。クリスティナ・フリーランド国際貿易相は中国との経済関係強化には前向きな姿勢を示しているが、自由貿易については「急いでいない」と語っている。

 

2016年9月8日 第37号

 カナダ放送協会CBCのニュースアンカーとして知られるピーター・マンズブリッジ氏(68)が、来年7月1日カナダデーのニュースを最後に引退すると5日、発表した。来年のカナダデーは、カナダ建国150周年の節目となる。

 マンズブリッジ氏はCBCの看板ニュース番組「ザ・ナショナル」のアンカーを1988年から務め、カナダのニュースの顔として知られている。CBC入社は1972年。約50年にわたり、CBCでジャーナリストとして活躍してきた。

 これまでこなした政治家や著名人のインタビューは1万5千以上。14回の連邦総選挙を中継し、オリンピックでも司会するなど、政治、経済、スポーツ、エンターテイメントと幅広く活躍している。

 当面は最後の1年間の報道に集中するとして、引退後については語っていない。

 

2016年9月8日 第37号

 ブラジルのリオデジャネイロに再び聖火が灯された。9月7日、リオ2016パラリンピック夏季大会の開会式が行われ、熱戦の幕が上がった。

 カナダは19競技に162選手が参加、前回ロンドン大会で獲得したメダル数31の総合20位から16位内を目指す。カナダは2000年シドニー大会では96のメダルを獲得し、総合3位という時代もあった。しかし、北京大会、ロンドン大会を最後に引退する選手も相次ぎ、現在は世代交代時期に入っている。

 しかし、今回のリオで弾みをつけ次回2020年東京大会で大きく躍進することを目指し、今大会では16位以内を目指すとしている。

 開会式の選手入場で旗手を務めたのはウィールチェアバスケットボールのベテラン選手デイビッド・エング選手。メダル数では不振だった北京、ロンドンで連続金メダルを獲得したウィールチェアバスケットボールは、今回も金メダルを目指す。

 大会は9月18日まで、11日間の熱戦が繰り広げられる。

 

2016年9月8日 第37号

 ニューブランズウィック州キャンベルトンで4日午後4時ごろヘリコプターが墜落、乗っていた元ホッケー選手で歌手のロベルト・ビソネットさんが死亡した。操縦していたパイロットも死亡したが、同乗していたミシェル・ラプランテさんは重傷を負ったものの、一命はとりとめた模様。ラプランテさんは野球チーム、ケベック・キャピタルズの会長。

 ビソネットさんは歌手に転向する前、ケベック州メジャー・ジュニア・ホッケー・リーグの選手として活躍していた。また、彼はケベック・キャピタルズの株主でもあった。

 現場近くで事故の瞬間を目撃した人の話によると、いつもとは違うヘリコプターの音が聞こえてきたため家の外に出てみたところ、目の前のレスティガッチ川の上を飛んでいたヘリコプターが送電線に接触するところだった。

 送電線に接触したとたんに大きな爆発が起こり、ヘリコプターは川へ墜落した。また同時に付近一帯が停電となった。

 運輸安全委員会が現在、事故原因を調査している。

 

2016年9月8日 第37号

 サスカチワン州サスカトゥーンの女性が、アメリカ・ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツで開催された自動車レースで自己最高となる323キロメートルを記録した。

 24歳のキャロラン・オウレさんが運転したのは、1929年製のフォード・モデルA・ロードスター。レーシングカーとはいえ、かまぼこ型の車体と、その外側についているタイヤは現在の一般乗用車程度の太さしかない、見るからにクラシックカー。しかし、父親のオメールさんと改造・製作した、この車には、850馬力のエンジンが積まれ、レース用のエタノール燃料が使用される。

 毎年8月中旬に開催される、スピードウィークと名づけられた世界的に有名なこのレースには、世界中から何百人というレーサーが集まり、自動車やバイクで乾燥した塩湖のきわめて平坦な表面でひたすら最高時速を競い合う。

 路面がアスファルトではなく乾燥した塩湖であることから、このイベントは天候や塩の状況に左右される。68回目を迎えることしは、3年越しの開催となった。

 自分の娘が、このようなスピードで車を運転するのを見ていて大丈夫かというメディアの質問に対し、彼女は子供の頃から自動車に親しんできており、こうしたレースを楽しめる素質があるから大丈夫だと、オメールさんは太鼓判を押していた。

 キャロランさんも、アクセルを踏み込んだ時には心臓が飛び出るのではないかというほどの興奮状態だったと、後から語っている。しかし、いったん車から離れてしまえば、またいつもの自分にもどっていたとも付け加えている。

 彼女にとってレースとは、スリルを求めるものだけではなく、それに向けた車の製作や整備などで、父親やボーイフレンドなどと充実した時間を過ごせるものであり、それが大事だと語っていた。

 

 

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7月12日号 第28号

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