2018年5月17日 第20号

 ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドの町アルダーグローブの駐車場で、車から降りた女性が大型犬に襲われ、足に大けがを負った。傷口を塞ぐために85針の皮膚用ステープラーと、2針の縫合が必要だった。

 事故が起きたのは8日夕方のことで、同州ミッションに住むシェルビー・カーナガン・マクニールさん(45歳)は商店街の駐車場で車から降りた直後、淡黄褐色のマスチフ種とみられる大型犬に突然右足をかまれた。なんとか犬を引き離したものの、地面にうずくまったマクニールさんを大型犬はさらに襲った。

 足や臀部を噛まれ続けたマクニールさんはその時の犬の様子をフェイスブックに「まるで自分をぬいぐるみの人形のように振り回した」と書き込んでいる。また彼女は襲われている最中、誰かの特徴的な口笛が鳴るのを聞き、それと同時に犬が攻撃を止め走り去ったと語っている。

 近くにいた人が差し出してくれたベルトで止血の応急処置をしたマクニールさんは、アボッツフォード総合病院に駆け込んだが、緊急室(ER)の待ちが1時間以上だったため、ミッション病院に向かった。そこで傷口をふさぐ大掛かりな縫合処置を行った後、2週間の点滴静脈注射のため、引き続き入院することとなった。

 通報を受けて事件後現場に到着した警察は、犬やそのオーナーの手掛かりとなる情報を得ることはできなかった。マクニールさんの家族は市民に対し、同じような事件が繰り返される恐れがあると警告しているほか、犬のオーナーが名乗り出ることを願っている。

 

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