2018年5月17日 第20号
1970年代から80年代にかけ、映画『スーパーマン』シリーズで、ヒロインのロイス・レーン役を演じたマーゴット・キダーさんが13日、亡くなった。享年69歳。
キダーさんは1948年10月、カナダ北西準州イエローナイフで生まれた。その後ニューファンドランド・ラブラドール州ラブラドールで何年かを過ごしたりした後、オンタリオ州トロントのハバーガル・カレッジを1966年に卒業した。父親の仕事の関係で田舎暮らしをしていたキダーさんが、初めてショービジネスの一端を垣間見たのは12歳の時、母親に連れられて行ったニューヨークで観たミュージカル『バイバイ・バーディ』だった。
大学卒業後、女優の道を進み1978年に『スーパーマン』のヒロイン役に抜擢された。また双極性障害であることを明らかにした後、メンタルヘルス問題について発言するようになった。さらに近年は政治的活動も精力的に行い、トランスカナダ社のキーストーン・XL・パイプラインに対するホワイトハウス前での抗議デモに参加、環境活動家らとともに逮捕されたこともあった。