2018年5月24日 第21号
『Laurel』と『Yanny』、つづり上は全く別の単語だが、あるコンピューターの合成音声が、そのどちらにも聞こえるという話題が、インターネット上で盛り上がっている。
この話題が電子掲示板のレディット上に初めて現れたのは、14日のことだった。その後ソーシャルメディアのインフルエンサー、クロエ・フェルドマンさんが取り上げたことからインスタグラムやツイッターといった、別のSNSにも広がった。
さらには、カナダのテレビドラマ『トレーラーパークボーイズ』にバブルス役で出演していた俳優のマイク・スミスさんも、この不思議な現象の解析に取り組んでいる。
ネット上には、人が音声を聞くとき、その元となっている様々な周波数の処理の仕方の違いによるものだとか、再生しているスピーカーなどの機器の特性によるものだとか、様々な説が飛び交っている。
ネット上に現れるキーワードの人気度をはかるツールによると、『Laurel』と聞こえる人の数が上まわっている。またカナダに限ってみても、同じ傾向だという。