10月30日、ダウンタウンのコースト・ホテル・コモックスで、第16回となる日系女性起業家協会(JWBA)主催の講演会が開かれた。ファイナンシャルアドバイザーの小林ひろこさんが、「お金の育て方」と題して、賢く資金を増やす方法を説明。会場には約70人が訪れ、専門的な話を分かりやすくした講演内容に熱心に耳を傾けていた。
クリスタル・ナハト追悼式典
バンクーバー・ホロコースト教育センター主催
UBC名誉教授・ジョージ・ブルマン氏 基調講演
〜深い暗闇にさした一条の光:杉原千畝と語り継がれるべきこと〜
11月8日夜、バンクーバーのべス・イスラエル・シナゴーグ(ユダヤ教会堂)で、毎年恒例クリスタル・ナハト追悼式典が催された。基調講演を行ったUBC名誉教授・ジョージ・ブルマン氏の両親は、1940年8月、リトアニアのカウナスで、日本領事代理・杉原千畝氏が発給した日本通過ビザを得た。翌年、日本を経て、バンクーバーに到着。ヨーロッパで渦巻いたホロコーストから逃れた。
「家族が今ここにいるのはスギハラのおかげ」ブルマン氏は、会場のおよそ400人に向かい、躊躇なくこう語った。
「多くの人々との出会いが楽しくて」
カナダ横断約1万3千キロを約3カ月かけ自転車で制覇。立ち寄る町で出会う人々との触れ合いが楽しくて仕方がないと語ったジャップ・ブラウンさん。背中まで伸びた金髪のドレッドヘアにバンダナ、日焼けした顔に人懐っこい笑顔を見せて、バンクーバーに到着した。
自転車でのカナダ横断は、カリフォルニア州ハンティントンを出発し、再びその地に戻るという北米一周チャリティプロジェクトの一環。バンクーバーに立ち寄った10月4日、リステルホテル・バンクーバー隣接レストランForage(フォレッジ)で話を聞いた。
巨大な彫刻柱に刻まれたクマやカミナリ鳥の彫像。北アメリカ北西沿岸先住民が彫ってきたトーテムポールには、それぞれに秘められた物語、説話、そして深い意味があるという。 40年にわたるトーテムポールの研究の集大成『トーテムポールの世界―北アメリカ北西沿岸先住民の彫刻柱と社会』を日本で出版したバンクーバー在住の細井忠俊さんに話を聞いた。
高齢者が受ける身体的および精神的な虐待やネグレクトは、表面に表れにくく、また周りの人に気がつかれにくい問題だ。9月23日、隣組で、高齢者虐待防止ワークショップが開かれた。高齢者、介護者、地域のリーダーなどに、どんな状況下で虐待が発生し、それを防止するための対処などの説明に、約20人の参加者が熱心に聞きいっていた。