2018年11月22日 第47号

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で現在行われている選挙改革に対する住民投票で、BC州選挙管理委員会は州民に対し早めの投票を呼び掛けている。

 住民投票は郵送による投票が行われている最中で、締め切りは11月30日。同日午後4時30分までに投票用紙がBC選管委に到着していなくてはならない。しかし現在カナダポスト労働組合がストライキに入り集配が通常より遅れているため、なるべく早くに投函するよう促している。

 必要ならば投票期間の延期も考慮すべきとの声も上がっている。

 BC州では現在、小選挙区制で実施されている現行の投票制度を、比例代表を取り入れた制度へと変更するかどうかの住民投票が行われている。

 選管委の発表によると、投票率は非公式ながら18パーセントとかなり低いという。ただ住民投票に最低投票率の設定がされていない。しかし投票制度の変更という重要な選挙制度改革の住民投票率が20パーセント以下となれば、州民の支持を得たとは言い難い。

 これからどこまで投票率が伸びるか。カナダポスト労働組合のストライキと合わせて注目される。

 

2018年11月22日 第47号

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は19日、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)などの自動車配車サービス(通称ライドシェア)を早ければ2019年秋にも営業開始できると発表した。

 同日に乗客運輸修正法を議会に提出。BC州のタクシー業界の再編に着手するという。しかし、実際にライドシェアサービスがBC州で開始されるかははっきりしない。

 乗客運輸委員会への登録受付が始まるのが2019年9月。ただ営業許可が下りるまでにどのくらいの期間がかかるのか、登録数に制限があるのか、料金はどうなるのか、市をまたいだ営業はどうなるのかなど、不透明な部分が多い。

 世界的にライドシェアを運営するウーバーのカナダ西部地区担当者は、制限が多いことに懸念を示している。カナダの他の都市では、料金設定や登録数などの制限を州政府が行うケースはないと語っている。

 BC州政府クレア・トレベナ運輸大臣は「委員会が申請書を迅速に処理することを期待している」と語り、制限が多いことについては州内での利用者の安全を第一に考えているためと語っている。

 しかし自由党アンドリュー・ウィルキンソン党首は、新民主党(NDP)政府がライドシェア制度の成功を望んでいないため規制を強めているだけと批判している。自由党政権時代には2017年にライドシェアを開始すると発表していた。

 ライドシェアについてはタクシー業界の強い反発がある。しかしバンクーバーでは、タクシーがつかまらなかったり、タクシー運転手のマナーが悪かったりと、タクシー業界への苦情が相次いでいる。タクシー不足は旅行者からも不満が出ているため、何らかの解決策が迫られている。

 

2018年11月22日 第47号

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は20日、2040年までに軽量乗用車・トラック販売全車を排出量ゼロ車とすると発表した。来年の議会に法案を提出する。

 新しく販売する自動車が対象で、段階的に割合を増加し、2040年までには販売する全車を排出量ゼロ車とするという。

 まずは2025年までに販売車の10パーセントを排出量ゼロ車とし、2030年までに30パーセントに、そして2040年には100パーセントとする。

 排出量ゼロ車には、電気自動車や、その他のガソリン以外の燃料を使用する自動車が含まれる。

 BC州政府ジョン・ホーガン州首相は声明で「我々はクリーンエネルギー車をより購入しやすい価格で、手軽に購入できるようにしなければならない」と語り、周辺設備やインセンティブ(政府による還元)を充実させる必要があると語っている。

 

2018年11月22日 第47号

 ニュー・ブランズウィック(NB)州自由党ブライアン・ガラント党首が15日、党首を辞任すると発表した。

 ガラント党首は9月24日に実施された選挙で進歩保守党に1議席及ばなかったが、引き続き政権を担当。10月23日には州首相として議会開会の式辞を行ったが、同日の信任決議で2票差で不信任が決定し州首相を辞任。今月、進歩保守党の少数派政権が始動した。

 州首相を辞任した時には党首辞任について明言しなかった。今後は新党首が決まるまで党首を継続するという。次の党首もぜひ英仏両語ができる人になってもらいたいと語っている。

 NB州はカナダで唯一英仏両語を公用語としている州。新州首相はフランス語を話さない。自由党が敗れた要因に英語圏とフランス語圏に距離があったとも分析されている。

 ガラント党首は現在36歳。政界からの引退については言及していない。

 

2018年11月22日 第47号

 アルバータ州で開催されている世界カーリングツアー大会に出場していたカナダチームが泥酔状態で大会に支障をきたしたため、18日に出場停止となっていることが19日分かった。CBCが伝えた。

 出場停止となったのは、2014年ロシアで開催されたソチ冬季五輪で金メダルを取ったカナダ代表の1人、ライアン・フライ選手が率いるチーム。

 フライ選手とチームは自分たちの行為を認めている。「自分たちの行動は競技を汚す行為であり、恥ずかしいとしか言いようがない。委員会が今回、自分たちのチームを停止処分としたことは正しいと思う」と声明を発表している。

 CBCによると、チームのメンバーは泥酔した状態で試合に臨み、ブルームを壊したり、悪態をついたりしていたという。またロッカールームで他の選手の所持品が蹴られたり、備品が壊されたりという苦情が出ていたとも伝えている。

 カーリングは自己統制が基本のスポーツ。競技中に悪態をついたり、失礼な行為をしたりはもちろん、必要な時以外は審判を使用せず自分たちでスコアを決めるルールなど、その点で他のスポーツとは一線を画す。

 そんな中、世界トップレベルのカナダの選手が、カナダでの世界大会でこうした行為をしたことが驚きを持って伝えられている。

 

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これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。