2018年12月6日 第49号
今年9月にモデルのヘイリー・ボールドウィンと結婚した、カナダを代表するポップ・ミュージシャンのジャスティン・ビーバー。
最近では米カリフォルニア州ビバリーヒルズ界隈の路上でダンスを踊るなど、仲睦まじいところが目撃されているカップルだが、ビーバーのファンは彼が音楽活動から遠ざかっていることを懸念している。
そんな中、先ごろインターネット上で出回っていた、彼のことを心配する小さな女の子の動画に対し、ビーバーは次のようなコメントを書き込んでいる。「かわいこちゃん、目にすること全てを信じちゃいけないよ。思っているよりも早くに、何かが聴けるはずだから」
このことを裏付けるかのように、あるメディアはビーバーに近い人物からの情報として、彼がここ何カ月間にわたり、あちこちのレコーディング・スタジオに出入りしていることを報告している。
彼が前回アルバムをリリースしたのは、2015年11月のことだった。
2018年12月6日 第49号
オンタリオ州トロント近郊の公園で11月25日、後産が捨てられているのを通りかかった人が発見し、警察が大規模な捜索を行った。しかしその後、捨てた女性が名乗り出て事件性はないことが明かになった。
後産が発見されたのは、トロントの西隣の人口72万人ほどのミシサガ市にある、シュガー・メープル・ウッド公園。犬を連れて散歩していた人が、血にまみれた後産を発見し警察に通報した。この時点では、誰かがその場で出産して立ち去ったと思われ、その女性に医療措置が必要かも知れないということから、大規模な捜査が開始された。
しかしこの件がメディアで報じられて間もなく、この後産を投棄した本人が名乗り出た。それによると、彼女は1年前、同州南西部の人口9万7千人ほどの都市ブラントフォードの自宅で出産後、「神聖的な」目的で後産を保管していた。
そして出産から1年後の11月22日、後産を自然に還すことを決め同公園を訪れ投棄した。
このことが明らかになり事件性がないと判断した警察は、捜査を打ち切った。その一方で、公共の場に臓器の一部を投棄することは、公衆の安全を脅かすことになると警告している。また動物がそれを拾う可能性や、誰かが殺傷事件に巻き込まれたとの誤解を招き、警察が不必要な捜査を行う可能性を指摘していた。
2018年12月6日 第49号
ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドの公共交通機関を運用するトランスリンクは12月3日、リストバンド(ゴム製腕輪)型のIC乗車券(コンパス・リストバンド)の販売を開始した。販売個数は、大人用のブルーが千個、高齢者や子供など割引用のオレンジが千個だった。
このリストバンド販売の告知が行われたのは、ほんの一週間前のことだったが、販売窓口となったトランスリンク顧客サービスセンター(スタジアム=チャイナタウン駅)とウェストコースト・エクスプレスのオフィス(ウォーターフロント駅)の前には、このリストバンドを手に入れようとする人たちの長い行列が、営業開始前からできていた。
1人4個までの購入制限が設けられたもの、販売開始から2時間たたずに完売となったコンパス・リストバンド。これを受けトランスリンクは早速、製造元への追加注文に踏み切った。
次回の入荷は、現在のところ来年2月となっている。これは製造元がドイツのためだが、確実に2月に入荷するかどうかは定かではないと、トランスリンクでは説明している。またリストバンドの色については、今回と同じように青とオレンジになるだろうとメディアの質問に回答している。
2018年12月6日 第49号
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー中心街にある、ロブソン・スクエアのアイススケートリンクが1日、オープンした。
同日9時のオープンには、BC州市民サービス省のジニー・シムス大臣のほかスペンサー・チャンドラ・ハーバート州議会議員、BC州小児病院基金の家族、そしてカナダ・スケート協会のメンバーらが出席して、スケートシーズンの幕開けを宣言した。
同スケートリンクは1日より来年の2月28日まで毎日オープンし、利用時間は午前9時から午後9時まで(金曜日と土曜日は、午前9時から午後11時まで)となる。
利用料は、BC州小児病院基金への寄付(任意)となっている。寄付金は、同病院での入院が子供たちにとって快適なものとなるよう、その環境を向上させるクリエーティブ・アート・プログラムに向けられる。
昨シーズンは、およそ12万人がこのスケートリンクを利用した。
2018年12月6日 第49号
ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市に本社があり、コンピューター関連商品を扱っていた小売業者が倒産後、その顧客と従業員のデータを消去しないままのサーバーコンピューターをオークションに出品、最終的にネット上で売買される事態となった。個人情報漏洩の疑いで、警察が捜査を行っている。
リッチモンド市をはじめカナダ全土にいくつもの小売店舗を展開していたほか、ネット通販を手広く行い20年以上事業を続けてきたNCIXが倒産したのは、昨年末のこと。その後資産処分のためのオークションが2回行われたが、問題のサーバーはこの時に落札された。しかしそのハードディスクに残されていた何十万人という顧客情報は、何の消去処理も行われていなかった。住所氏名から電話番号、クレジットカードの番号など、商品購入時の情報のほか、従業員に関してはそのインカムタックスの記録(T4)も残されていたという。
バンクーバーにあるサイバーセキュリティーコンサルティング会社、プライバシーフライのトラビス・ドアリングさんによると、大手オンライン売買サイトのクレイグスリストに『NCIXのデーターベースサーバー、1500ドル』の広告が出ていた。またこの売主は、NCIXが運用していたデーターベースサーバー群を全て所有していると語っていたという。またその中身の情報は消去されていなかった。さらにこの人物は、NCIXの各小売店に設置されていたデスクトップコンピューター300台のほか、オークション前にデーターベースサーバーから抜き取られたハードドライブ109個や、4〜500個の中古ハードドライブも所有していた。
これらのサーバーやコンピューターからは、38万5千人の住所氏名、電話番号、電子メールアドレスとIPアドレスのほか、25万8千人のクレジットカードによる支払いの詳細が、暗号化されていない平文の状態で読み取れたと、ドアリングさん。そのほか、顧客とカスタマーサービスとの電子メールのやりとりも残されており、顧客の顔写真や免許証など写真入り証明書の画像なども確認できたという。
さらに、これらサーバーのいくつかは海外のバイヤーに高額(1万5千ドル)で売却されていたほか、同じデータが少なくとも5人のバイヤーにも売られていた。その上でドアリングさんは、約17年間に及ぶ商取引の全情報がまったく無防備で晒されていたことに驚きを隠し得ないと述べ、これらの情報は容易に犯罪ークレジットカード不正利用、なりすまし、個人情報詐欺などーに用いられると、警告している。
リッチモンド市連邦警察(RCMP)とBC州個人情報保護委員会は、個人情報漏洩の疑いで、捜査を行っている。