2018年11月29日 第48号
カナダポスト労働組合(CUPW)によるストライキは27日に強制終了となった。10月22日に始まったストライキは、国内のビジネスや消費者に大きな影響を与え、批判が相次ぎ、先週になってようやく政治が介入を決定した。
開始からちょうど1カ月となった22日に、パトリシア・ハイデュ雇用・労働力開発・労働大臣が職場復帰の動議を国会に提出。下院での可決後、26日に上院で可決され、27日正午(東部標準時)に執行された。
これによりストライキを実施していた労働組合員は強制的に職場復帰。27日午後からは全国で通常業務へと戻っている。
しかしカナダポストは27日、これまでのストライキの影響で荷物配達に遅れが生じると発表している。
手紙類は今年12月25日までには通常に戻ると予測しているが、小包は来年1月に、国際小包は国境での検査を必要とするため、来年3月まで遅れる可能性があるとの見通しを発表している。
カナダポストと労働組合は今後話し合いにより労使協定の合意を目指すことになる。組合側が交渉では自分たちが受け入れられるまで闘うと表明している。