2018年11月22日 第47号
アルバータ州で開催されている世界カーリングツアー大会に出場していたカナダチームが泥酔状態で大会に支障をきたしたため、18日に出場停止となっていることが19日分かった。CBCが伝えた。
出場停止となったのは、2014年ロシアで開催されたソチ冬季五輪で金メダルを取ったカナダ代表の1人、ライアン・フライ選手が率いるチーム。
フライ選手とチームは自分たちの行為を認めている。「自分たちの行動は競技を汚す行為であり、恥ずかしいとしか言いようがない。委員会が今回、自分たちのチームを停止処分としたことは正しいと思う」と声明を発表している。
CBCによると、チームのメンバーは泥酔した状態で試合に臨み、ブルームを壊したり、悪態をついたりしていたという。またロッカールームで他の選手の所持品が蹴られたり、備品が壊されたりという苦情が出ていたとも伝えている。
カーリングは自己統制が基本のスポーツ。競技中に悪態をついたり、失礼な行為をしたりはもちろん、必要な時以外は審判を使用せず自分たちでスコアを決めるルールなど、その点で他のスポーツとは一線を画す。
そんな中、世界トップレベルのカナダの選手が、カナダでの世界大会でこうした行為をしたことが驚きを持って伝えられている。