2017年2月23日 第8号

 バンクーバー市が現在使用しているロゴを変更するためのデザインを発表。22日に議会で承認の採決が行われる。

 現在同様にグリーンとブルーを基調にしていることに変わりはないが、新しいロゴはどう見ても単なるタイプ文字にしか見えず、どこをデザインしたのか分からない。

 ジョージ・アフレック市議も、「デザイナーには悪いが、フォントを探してタイプしただけにしか見えない。それにバンクーバーカラーを入れただけ。これでデザイン料8千ドルだからね」と語っている。

 バンクーバー市は現在のロゴをすでに10年以上使用している。今回のロゴ変更は、もっと簡単にバンクーバーを認識してもらって、新しいイメージを作るのだとか。しかし街の評判はあまり良くないようだ。

 ロゴが変更されれば、今後ロゴ変更に伴う費用がさらにかかる。「他に税金の使い道があるのでは」との市民の声も聞こえている。

 

 

2017年2月23日 第8号

 バンクーバー市のレストランは、予約をしておきながら当日現れない、いわゆるノーショー(no show)の客の増加に頭を悩ませている。

 ブランドン・グロサッティさんが経営する同市イーストサイドにあるレストラン、ピジン(Pidgin)では、バレンタインデーは予約客で埋まるはずだったが、100件の予約のうち20件がノーショーだったという。

 ピジンではバレンタインデーのため、厳選された素材を用いた特別メニューを用意していた。通常のコース料理が55ドルのところを、この日は100ドルに設定していた。そのためノーショーによる損失は、単純計算で2000ドルになる。しかし、それに付随するアルコールの売り上げなども含めると、その額は3000ドル近くになるとグロサッティさん。さらに従業員も、その分のチップを受け損なったことになり、レストラン全体で大きな損害だと付け加えている。また、こうした特別なイベントのたびに20パーセントにのぼるノーショーが発生し続ければ、経済的にやっていけなくなるレストランも出てくるだろうと取材に語っている。

 しかし、この問題に対する有効な解決策はないと、BC州レストラン協会のイアン・トステンソンさん。法的規制も期待できないため、利用客への啓蒙から始めるしかないだろうとトステンソンさん。予約したものの、レストランに行けないことがわかった段階で電話を一本入れてくれれば、店側もその席を他の客のために使うなど対応が取れると、利用客のマナーを求めている。

 市内のレストランのいくつかではすでに、予約時にクレジットカードによる予約料を請求するようになっているが、これが全てを解決できるとはトステンソンさんは思っていない。ただ多くのレストランが参加するイベント、ダイン・アウト・バンクーバーなどは固定料金で特別メニューを提供するため、この場合は予約料を取るのも有効かも知れないと指摘している。このイベントは、ノーショーが多発することで、レストラン関係者の間では有名になっている。

 

 

2017年2月23日 第8号

 ブリティッシュ・コロンビア不動産協会は15日、今年1月の不動産販売数は標準並みに戻ったと報告した。

 1月のコンドミニアム、タウンハウス、一戸建てを合わせたBC州内の販売数は4487戸。昨年同月比で23パーセント減少しているが、昨年1月の販売数は記録的な販売数だったため、今年1月の販売数はそれまでの平均的な標準並みに戻ったとしている。

 BC州の総合売却価格は29億9千万ドルで36.5パーセント下落。平均住宅価格は62万1093ドルと17.5パーセント下落した。

 同協会は海外購入者税導入と住宅初購入者に対する規則強化を要因の一部にあげている。特にバンクーバーでは一戸建て住宅の販売数が減少、また全住宅タイプを合わせた販売数がBC全体の35パーセントにとどまるなど、昨年同月比で明らかな違いが出ている。

 価格については、グレーターバンクーバーの住宅ベンチマーク価格は、過去6カ月では3.7パーセント下落しているものの、昨年同月比では昨年の異常な高騰ぶりを反映して15.6パーセント上昇している。

 

 

2017年2月23日 第8号

 第二次世界大戦中の、旧日本帝国陸軍による南京大虐殺を否定する自著を、経営するホテルチェーンの各部屋に配布したことで中国から非難を受けているアパ・グループの元谷外志雄代表。その彼が、今度は反ユダヤ主義ととられる発言をしていたことがわかり、ユダヤ人団体から抗議を受けている。

 自民党の参議院議員、片山さつき氏との対談形式の記事が掲載されたのは、同グループが北米に展開する38のホテルの各部屋に置かれていた月刊誌『アップルタウン』の2月号。バンクーバーのユダヤ人コミュニティのメンバーがこれを見つけ、アパ・グループに抗議し謝罪を求めている。

 記事のタイトルは『トランプ氏の大統領就任は、憲法改正の機会』だが、その副題『ユダヤ人グローバリズムへの、アメリカの反撃』は、ユダヤ人団体からの抗議を受けた直後にオンライン版から削除されている。(印刷版は、すでに3月号に置き換えられている)

 この中で元谷氏は、ユダヤ人はアメリカの情報、金融、また法律をあやつり、そこから得た巨額の利益を租税回避地に送り税金逃れをする、いわゆるグローバリズムの恩恵を受けている、またユダヤ人の多くは民主党を支持していると発言している。

 またユダヤ人に対するアメリカ人の怒りが、トランプ大統領を選んだと指摘。選挙活動中に不謹慎な女性蔑視の発言を繰り返した同氏を、白人女性の50パーセント以上が選んだ理由は、この怒りの爆発以外考えられないと語っている。

 この元谷氏の発言を、トロント在住で元カナダユダヤ人議会(Canada Jewish Congress)CEOのバーニー・ファーバー氏は「歴史的かつ典型的な反ユダヤ主義」だと非難している。メディアの取材の中でファーバー氏は、これがネオ・ナチからのコメントなら、そういうものだと理解もできるが、日本経済のけん引役ともいえる人物の発言だとは、正直あきれてものが言えないと語っている。

 また、イスラエルおよびユダヤ人問題センター(Center for Israel and Jewish Affairs)も、この発言に激しく抗議。これに対し元谷代表は自分が反ユダヤ主義ではなく、イスラエル国民との友好関係を維持し文化交流を通じ会話を続けていきたいとの声明を発表。しかし同センターは、自身の反ユダヤ発言をただはぐらかしているだけで、責任を取ろうとしていない元谷氏の姿勢を糾弾している。

 また元谷氏は同じ記事の中で、北米の同グループのホテルでは日の丸を掲揚してほしいという提案に対し、カナダ国内には想像以上に反日派の人々が多いと、激しく非難もしている。

 さらに別の号では、第二次大戦でもし旧日本帝国陸軍と海軍が共同でハワイ真珠湾を攻撃・占領し、その施設を利用すると共にパナマ運河を破壊できていれば、もっと有利な講和条約に持ち込めたはずだと発言し、カナダ人から抗議を受けたこともある。

 

 

2017年2月23日 第8号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島のナナイモに住むリード・ボットライトさんには、6歳になる自閉症の息子エバレット君がいる。

 多くの食べ物の味やにおい、歯ごたえが合わないといった自閉症に特有の症状を持つエバレット君は、限られた食材しか食べることができず、この3年間は次第に食べる量が減り続けていた。

 そんな中、箱入りマカロニチーズ、クラフト・ディナーの特別バージョン、スター・ウォーズ・クラフト・ディナーならば喜んで食べられることがわかり、両親もほっと胸をなでおろしていたところだった。

 しかし皮肉なことに、最近この商品が品薄になり、ボットライトさん夫婦はこれらを手に入れられなくなった。

 そこでボットライトさんはインターネット上のフェイスブックとインスタグラムで、このクラフト・ディナーが入手可能な場所の情報や、手元に余りがあれば譲ってもらえないかとのメッセージを書き込んだ。

 このメッセージは急速に拡散、ついにはスタートレックでカーク船長を演じたカナダ人俳優、ウィリアム・シャトナーさんまでもが、このストーリーをシェアするに至った。その結果、エバレット君のもとにはカナダ国内外から、この特別バージョンのクラフト・ディナーが届けられるようになった。

 18日にはなんと、大手のスーパーマーケット、リアル・カナディアン・スーパーストアから411箱が到着。それも家族が収納しやすいように、数十個ごとにプラスチックケースに小分けされていた。ナナイモの同店長グレッグ・ウェルガンさんは、自店で調達できなかったため、ローワーメインランドのチェーン店に応援を頼んだと取材に語っていた。

 そのほかにも各地からクラフト・ディナーが送られ、この週までに500箱以上をボットライト家は受け取ったという。

 またアメリカのクラフト・ディナー社も15日、自社の倉庫の片隅に144箱が残っていたのを見つけ、すぐさま発送したと連絡してきた。

 様々な人からの好意に、ボットライトさん夫妻は感謝してもしきれないと話している。

 

 

 

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7月11日号 第28号

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