出光興産は10日、ブリティッシュ・コロンビア州北部で進めていたアルバータ州アルタガス社との共同事業、液化天然ガス(LNG)開発計画トリトンLNGプロジェクトを停止すると発表した。エネルギーの低価格が長期間続くことが予測されるためと理由を説明している。

 同プロジェクトは早ければ2017年には年間200万トンのLNGをアジアに向け輸出できると試算していた。

 同2社によるもう一つの共同事業ダグラス・チャンネルLNGプロジェクトは、今年2月に開発停止をすでに発表している。このプロジェクトは比較的規模が小さく年間55万トンをBC州キティマットからアジアに向けて輸出する予定だった。

 

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 連邦議会予算事務局長(PBO)は10日、自由党政権が中小企業向け法人税減税を引き延ばした政策は、国の歳入は微増するが国の経済には悪影響を及ぼすとの報告を発表した。

 報告書によると、中小企業向け法人税を9パーセントまで減税しなかった場合、2020・2021年度には、国内総生産(GDP)は0・015パーセント、約3億ドル減となるとした。一方で、国の歳入は同年度まで年間約8億1500万ドル増となると試算した。

 自由党は昨年の選挙戦時には、前保守党政権が計画していた中小企業向け法人税の11パーセントから9パーセントへの減税計画を引き継ぐとしていた。しかし、昨年11月に新政権を発足して以降、実際には10・5パーセントまで引き下げただけで、9パーセントまでの減税は一時停止するとしている。

 今回の報告書は、野党第一党保守党ピエール・ポワリーブル議員の要請によりPBOが発表したもの。同議員は、自由党は中小企業には大きな影響がある公約を破っていると批判。減税停止による5年間での歳入増約22億ドルは、自由党が支援を検討しているボンバルディア社への支援額とほぼ同額と皮肉っている。

 

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 今月初めに猛威を振るったアルバータ州フォートマクマレーの森林火災では、8万人の住民が避難を余儀なくされた。中には家族の一員となっていたペットを置いていかなければならなかったケースもあった。

 そんな中、航空機で避難する人のために臨時便を飛ばし続けたエア・ノースは、機内でもペットとともに過ごせるよう、乗客がペットをそのまま客室内に連れ込むことを例外的に認める対応をとった。

 乗客や客室乗務員が撮影し、インターネット上に投稿した画像には、ほとんどの乗客の足元やひざの上に、犬など大小様々なペットがくつろいでいて、文字通り足の置き場がないほどの混雑ぶりが映っていた。

 エア・ノースは通常、毎日のようにフォートマクマレーにチャーター便を運行しており、当地の住民とは強い絆で結ばれていると取材に説明。そのため今回の避難でペットを置き去りにしなければならなくなる住民らの悲しみがよくわかり、このような対応をすることになったと話している。

 ちなみにフォートマクマレーに避難命令が出されたのは3日だが、エア・ノースが臨時便を運行し始めたのは、その前日の夕方から。そして3日には、その日だけで71回のフライトを行い、5100人をフォートマクマレーから脱出させるとともに、折り返しのフライトで必要資材を現地に届けている。

 さらに同社は、避難先で出産するためにペットの猫を連れて行けなくなったクリスタル・スコットさんとその家族のために、1週間ほどこの猫『ミャウミャウ』を同社のエドモントン空港事務所で預かることにした。スタッフとともに過ごすことになったならば、それなりの手続きが必要ということで、ミャウミャウには社員番号が発行され、顔写真入りの正社員ネームタグまで用意された。またその様子を随時同社のフェイスブックに投稿、スコット一家にミャウミャウの近況を伝えていった。

 その後ミャウミャウはスコット一家と合流、カルガリーに落ち着いた。

 

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 マニトバ州スー・バレー・ダコタ・ネーション郊外の牧場で、白いオスのバイソンが7日、生まれた。母親も白いバイソンで、2009年に同州ウィニペグのアシニボイン・パーク動物園で生まれた後、同先住民コミュニティに寄贈された。コミュニティでは25頭ほどのバイソンを所有している。

 バイソンが寄贈された理由は、この先住民コミュニティの文化的背景による。同先住民首長ビンス・タカンさんによれば、同先住民の言い伝えをはじめ文化、儀式もすべて「白い仔バイソンの女」によってもたらされたという。そして今でもコミュニティの多くの人がこの言い伝えを信じていると、タカンさん。

 白いバイソンが生まれて以来、その仔バイソンを一目見ようと、カナダ国内のみならずアメリカからも訪れる人がいるという。中には誕生祝いとして、タバコをカラフルなリボンのついた小袋に詰め、牧場の柵にくくりつけていく人もいる。

 白いバイソンが生まれる確率は知らないが、このコミュニティが飼っているバイソンの中では6年ほど前に母親の白バイソンが加わって以来初めてだと、タカンさんは取材に語っている。

 コミュニティの中には、白いバイソンをイベントなどの折には会場に連れ出し、多くの人が見られるようにすべきだという意見もあったが、結局牧場内にとどめておくことにした経緯がある。

 タカンさんは、白いバイソンは神聖な動物として扱われるべきで、その姿を見たいのであれば、敬意を表するために人間がバイソンのもとを訪れるべきだと説明している。

 同コミュニティでは現在のところ、飼育しているバイソンの数を増やしつつ、教育のためなどに利用している。今年になって誕生した仔バイソンは10頭になる。また将来的には、バイソンの商業利用も念頭に置いていると、タカンさん。

 アシニボイン・パーク動物園によると、マニトバ州で確認されている白いバイソンは、スー・バレーの親子のほか動物園が飼育している1頭の、合計3頭とのこと。

 

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 現在行われている北米プロバスケットボールリーグNBA(ナショナルバスケットボール協会)プレーオフに進出しているトロント・ラプターズが快進撃を続けている。東カンファレンス2位でプレーオフを迎えた1回戦では同7位のインディアナ・ペイサーズを4勝3敗で下し、準決勝に進出。トロントはバスケットボールファンであふれ、試合のある日は町はチーム名にかけて「ジュラシック・パーク」と呼ばれている。

 カナダでは最近NBAでカナダ出身の選手が多く活躍していることもあり、バスケットボール熱が年々過熱している。それを反映するように、国内で唯一NBAチームを持つトロントでは民族を問わず、ラプターズファンが増加している。

 レギュラーシーズンでは1試合当たり20万人だった視聴者数も、プレーオフに入り100万人に増加。特に中国系でファンが急増しているという。CBC電子版によれば、ラプターズの親会社MLSE(メープルリーフ・スポーツ・エンターテイメント)は中国市場をファン獲得のターゲットにしてきたという。その効果がここにきてラプターズの快進撃も相まって出てきているとしている。

 MLSEはNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)トロント・メープルリーフスも所有しているが、今季もメープルリーフスはプレーオフ進出を逃した。ラプターズ人気はそうしたトロントファンの応援のはけ口になっているのかもしれない。

 

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