2017年11月9日 第45号
アメリカのオンライン小売大手アマゾンは3日、バンクーバー市に1千人規模の第2事務所を開設すると発表した。同社は現在約1千人が働く事務所をすでにバンクーバー市に持っており、第2事務所が開設すれば、バンクーバーでの雇用は2倍となる。
今回は発表について、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョン・ホーガン州首相は、テクノロジー産業の雇用大幅増を歓迎、住宅、公共交通機関、高等教育にさらに力を入れ、テクノロジー、エンジニア、科学などの分野に力を入れていきたいと語った。
バンクーバー市グレゴール・ロバートソン市長も歓迎し、バンクーバーがテクノロジー企業にとって最適な街であることを強調した。ホーガン州首相同様、住宅問題や公共交通機関のさらなる充実を実現する必要があるとも語った。
アマゾンはこの日、バンクーバーの他にも、カルガリーやトロントで雇用を拡大すると発表した。
現在ワシントン州シアトルに本社を置くアマゾン社は、北米に50億ドルをかけた第2本社を設立することを発表している。すでに招致申請は締め切られ、カナダ、アメリカから多くの都市が立候補している。
アマゾン社は今回のバンクーバー第2事務所の開設は、第2本社設立とは全く関係ないと強調している。カナダでは、バンクーバーの他に、カルガリー、トロント、オタワなどが立候補している。