2017年11月9日 第45号

 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドのショッピングセンターに、一人乗り電気自動車が展示されている。

 前輪2輪、後輪1輪のこの車『ソロ(SOLO)』は、同州バンクーバーの電気自動車メーカー、エレクトラ・メカニカ・ビークル(Electra Meccanica Vehicles Corp.)社が開発した。同社のCOOヘンリー・ライズナーさんはこの車を、排気ガスゼロ、とても経済的なランニングコスト、それでいて運転していて楽しくなる車と形容している。

 全長約3メートル、全高と全幅が1・3メートルの『ソロ』のデザインは、通勤に使われている車の約80パーセントは、ドライバー一人しか乗っていないという現状から導き出された。

 220ボルトの充電スタンドでゼロから100パーセントまで充電するのにかかる時間は約3時間。航続距離は約160キロメートルのほか、最高速度は130キロメートル毎時になる。現在のところ生産拠点は同州ニューウェストミンスター市の工場のみで、手作業で行われている。販売価格は1万9888カナダドル、先週の段階で世界各地から入った注文数は12万台におよぶと、同社は取材に答えている。同社のウェブサイトによると、これから注文した場合の納車時期は、来年の第4半期となっている。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。