2020年1月9日 第2号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーダウンタウンで、道路工事による車線の減少が数カ月に及び続くことが予定されている。

 今月6日から始まったウエストジョージア・ストリートでは、西へ向かう車線は2車線に、東はラッシュアワーを除き1車線に減少する。同市によると、地中の古くなった水道本管の取り換え工事が必要になったためと説明。最近、同市では水道管が破裂する事故が相次いでいた。工事は今年4月まで続く予定と発表されている。

 さらにガスタウンからイエールタウンまでのリチャード・ストリートでも6日から道路工事が開始した。こちらは自転車専用レーンの拡張工事で、現在路上に駐車できる駐車スペース50台分をつぶして自転車専用レーンとする予定。工事期間中は1車線に減少される。リチャード・ストリートの工事は、自転車レーン拡張以外も予定され、第1段階、第2段階合わせて完了するのは2021年夏になる見込み。

 バンクーバーダウンタウンは、利用する自動車数が多い上に、一方通行も多く、さらに道路工事が重なることから、ますますの渋滞が予想されている。

 

2020年1月9日 第2号

 カナダ政府は4日、アメリカ政府によるイラクへの空爆でイランの司令官ガセム・ソレイマニ少将を殺害した事件を受けて、中東への渡航情報を更新した。

 それによると、イラクについては最も危険なレベル4の退避勧告とし、アフガニスタンとシリアについても退避勧告を延長。すでに同国にいる場合は、安全に実行できることが確認できれば安全な国・地域に退避するよう勧告していている。

 またUAE(アラブ首長国連邦)、バーレーン、クウェートは、レベル2の危険な状況にあるため十分な注意とし、イラン、サウジアラビア、レバノン、ヨルダン、オマーン、イスラエル、ヨルダン川西岸、ガザ地区は、レベル2で地域によってはレベル3不要不急の渡航中止、レベル4退避勧告地域を含むと更新された。レベル2の地域でも状況が急に悪化する可能性もあるため、地域の情報をこまめにチェックするよう呼び掛けている。

 カタールは特に注意は出されていない。

 国内には中東出身者も多く、状況を懸念する声があがっている。

 

2020年1月9日 第2号

 ブリティッシュ・コロンビア州南西部での雪崩発生の危険性が高くなっているとして、関係機関は注意を呼び掛けている。

 雪崩発生を観測する機関アバランチ・カナダは、BC州南部沿岸地区、南部沿岸内陸地区、シートゥスカイ地区で雪崩発生の危険性が特に高いと発表している。

 メトロバンクーバーを含む南部沿岸地区、ウィスラーを含むシートゥスカイ地区、南部沿岸地区とシートゥスカイ地区の東隣の南部沿岸内陸地区では、山頂だけではなく山の比較的低い場所でも発生の危険性が高いレベル4となっている。最も危険性が高いのはレベル5。

 そのため、バックカントリーと呼ばれるスキー場以外でのスキーなどを避けるよう注意を呼び掛けている。

 今回の注意喚起は、今月4日、同州メリットの西56キロメートルにある山で、スノーモービルを楽しんでいた2人組のうち一人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故が発生した翌日に発表された。

 アバランチ・カナダは、今週はこの地域での雪崩発生の可能性が非常に高くなっているので、情報をチェックして行動してほしいと発表している。

 

2020年1月1日 第1号

 ブリティッシュ・コロンビア州のメトロバンクーバーとバンクーバー島を結ぶBCフェリーが12月16日、料金加算していた燃料サーチャージ1・5パーセントを削除すると発表した。

 石油価格の変動によって設けられてきた燃料サーチャージだが、石油価格が下落したためと説明している。これによって、片道乗船券で25セント、自動車乗船券で85セント引き下げられることになる。

 燃料サーチャージは2019年6月1日から料金に加算された。12月17日から削除されている。

 BCフェリーによると燃料費は負担が最も大きな費用の一つという。価格変動が激しい燃料費に対応するために、15年間燃料サーチャージの制度を利用してきたと説明している。

 さらに現在は石油にかわる代替燃料を利用した客船を導入する計画を立てている。すでに液化天然ガスを使用するフェリーを4隻を導入。電気バッテリーハイブリッド船2隻も来年夏には導入予定で、さらに4隻を注文していると発表している。

 こうした代替燃料船は、よりクリーンで、燃料費も抑えられると説明している。

 

2020年1月1日 第1号

 ブリティッシュ・コロンビア州デルタ警察は12月16日、偽札を製造しているとみられる住宅を家宅捜索したことを発表した。家宅捜索は2019年12月5日に実施したという。

 製造されていた偽札については、質はかなり低いと発表している。さらに住宅からは偽札、偽札製造に必要な材料と、それ以外にも、警察スタイルの防弾チョッキ、銃弾、盗品、薬物も押収したと発表している。

 警察が住宅に入った時には数人がいたという。警察は2人を逮捕したと発表している。デルタ警察は捜査を継続している。

 警察は、事業を経営している人々に警察が偽札を押収したことを知ってもらい、もし偽札を手にしたときには通報してほしいと呼びかけている。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。