2020年1月9日 第2号

 ブリティッシュ・コロンビア州南西部での雪崩発生の危険性が高くなっているとして、関係機関は注意を呼び掛けている。

 雪崩発生を観測する機関アバランチ・カナダは、BC州南部沿岸地区、南部沿岸内陸地区、シートゥスカイ地区で雪崩発生の危険性が特に高いと発表している。

 メトロバンクーバーを含む南部沿岸地区、ウィスラーを含むシートゥスカイ地区、南部沿岸地区とシートゥスカイ地区の東隣の南部沿岸内陸地区では、山頂だけではなく山の比較的低い場所でも発生の危険性が高いレベル4となっている。最も危険性が高いのはレベル5。

 そのため、バックカントリーと呼ばれるスキー場以外でのスキーなどを避けるよう注意を呼び掛けている。

 今回の注意喚起は、今月4日、同州メリットの西56キロメートルにある山で、スノーモービルを楽しんでいた2人組のうち一人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故が発生した翌日に発表された。

 アバランチ・カナダは、今週はこの地域での雪崩発生の可能性が非常に高くなっているので、情報をチェックして行動してほしいと発表している。

 

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