2020年1月9日 第2号
カナダ政府は4日、アメリカ政府によるイラクへの空爆でイランの司令官ガセム・ソレイマニ少将を殺害した事件を受けて、中東への渡航情報を更新した。
それによると、イラクについては最も危険なレベル4の退避勧告とし、アフガニスタンとシリアについても退避勧告を延長。すでに同国にいる場合は、安全に実行できることが確認できれば安全な国・地域に退避するよう勧告していている。
またUAE(アラブ首長国連邦)、バーレーン、クウェートは、レベル2の危険な状況にあるため十分な注意とし、イラン、サウジアラビア、レバノン、ヨルダン、オマーン、イスラエル、ヨルダン川西岸、ガザ地区は、レベル2で地域によってはレベル3不要不急の渡航中止、レベル4退避勧告地域を含むと更新された。レベル2の地域でも状況が急に悪化する可能性もあるため、地域の情報をこまめにチェックするよう呼び掛けている。
カタールは特に注意は出されていない。
国内には中東出身者も多く、状況を懸念する声があがっている。