2017年11月30日 第48号
今季のグレーカップ優勝決定戦は、大どんでん返しで幕を閉じた。26日に行われたカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)の決勝戦グレーカップ。
今季は西地区覇者2年連続のカルガリー・スタンピーダーズと東のトロント・アーゴノッツが、雪が降るオタワで対戦した。
試合は序盤からスタンピーダーズが常にリードする展開。レギュラーシーズンでは圧倒的な成績を今季も残したスタンピーダーズ。今年のグレーカップこそスタンピーダーズが高々と掲げると思われていた。
しかし試合は残り53秒にアーゴノッツが、この試合初めてリードするフィールドゴールを決め逆転に成功。この3点差を守り切り、アーゴノッツが試合終了直前でグレーカップをさらった。結果は27ー24。スタンピーダーズは2年連続で勝利目前の優勝を逃した。
2017年11月30日 第48号
アルバータ州カルガリーのケンジントン地区にあるアパートが、突然崩壊の恐れがあると判断され、住民が急きょ避難する騒ぎが起きた。
このアパートは同市10番通り北西に面した7階建てのアパートで、およそ125人が住んでいた。23日午後2時ごろに全員退去の決定がなされた。入り口には『立入禁止』の張り紙がなされ、アパートの入居者に対しては必要な身の回りのものを持ち出すためとして、15分間に限りアパート内に戻ることが認められた。
このアパートは以前にも、バルコニー部分の構造上の問題から修理の必要性があると指摘されていた。カルガリー市統合安全対策チームによると、アパートの所有者が専門家に診断を依頼したところ、それ以外にも問題があることがわかり、今回の事態となった。
しかし消防によると、アパートは『突然』崩壊するほど差し迫った状態であるとは確認できないとしている。アパート近くのヒルクレスト・コミュニティ・スクールに避難者のための情報センターが設けられ、アパートの管理会社が入居者に今後の見通しを説明したが、少なくとも2週間は、個人の所持品を取りに一時的にアパートに入ることさえできない状態が続くとのこと。さらに最低でも6カ月間は住むことができなくなるとみられている。
アパートの住民の一人は、当面の住む場所を探さなければならないが、管理会社からは敷金が返ってきただけだと、嘆いていた。
またこのアパートの1階は商業施設になっており、その中のひとつ、運動具小売店のランニング・ルームからは、従業員が商品を搬出する姿も見られた。
2017年11月30日 第48号
カナダポストは例年、家庭や学校から送られるサンタクロースへの手紙に、サンタに扮して返事を送っている。昨年のその数は、160万通に及んだという。
しかし今年からは、学校から送られた手紙に対しては、その中に書かれてあった生徒個人個人あての手紙ではなく、その名前を列記した、一枚のポスターサイズのグループレターが学校に送られることになる。また手紙の中には、授業の一環として利用できる『北極からの特別な種』が同封されるようになる。
カナダポストでは、個人情報保護の規定により、学校から出される手紙には生徒個人の住所を記入することができないため、このような方法に変更したと説明している。またクリスマス前にサンタからの手紙を確実に受け取るためには、12月2日までに生徒たちの手紙を投函するよう、学校側に呼びかけている。
一方家庭から送られたサンタあての手紙に対しては、従来どおりサンタからの返事が届く。この場合、12月11日までの投函が奨励されている。
サンタクロースの住所はSanta Claus North Pole、郵便番号はH0H 0H0。
2017年11月30日 第48号
オンタリオ州北部の町で22日午後3時半ごろ、散歩に出ていた幼児のそりを犬が引きずって森に入りこみ、2〜3時間の間行方がわからなくなった。
場所は人口5万人ほどの都市、ノースベイの東20キロほどにあるレッドブリッジ。2歳になる娘が乗ったそりを突然犬が引きずり始め、森の中へと消えて行った。両親がその後を追いかけたものの、二人は犬も娘も発見できなかったため、オンタリオ州警察や警察犬部隊、救急隊員などが捜索を開始した。
午後8時ごろ、母親が木に紐が絡みついた状態の犬と、そりに乗った幼児を発見した。全員が現場から警察のバギー車に運ばれて、森を脱出した。誰にもけがなどはなかった。
2017年11月30日 第48号
オンタリオ州トロント国際空港で20日、遅れた出発便を待つ乗客がアコーディオンとギターに合わせ歌ったり踊ったりして、普通は苦痛になる待ち時間を楽しく過ごした。この様子を撮影した動画は、インターネット上で多くの共感を呼んだ。
この便はトロント発ニューファンドランド・ラブラドール州セント・ジョンズ行のウェストジェット328便。
航空会社から出発が30分ほど遅れるというアナウンスを聞いたシェルダン・ソーンヒルさんは、その待ち時間に自分のアコーディオンを披露しようと思い立った。同僚のショーン・サリバンさんもギターを取り出し、彼とともに演奏を始めた。サリバンさんによると、ソーンヒルさんはこれまでにも同じような場面で突然アコーディオンを弾き始めることがあったという。
すぐさま20〜30人の乗客が唱和。グレー・フォギー・デイやスィート・フォゲット・ミー・ノット、ミュージック・アンド・フレンズなどを歌い上げた。その中にはウェストジェットのキャプテンもいた。
この様子を収め、トロント出発前にインターネット上で公開された動画は、セント・ジョンズ空港に着いた約3時間後には、すでに何10万回もの閲覧数を記録していた。