2017年11月30日 第48号

 アルバータ州カルガリーのケンジントン地区にあるアパートが、突然崩壊の恐れがあると判断され、住民が急きょ避難する騒ぎが起きた。

 このアパートは同市10番通り北西に面した7階建てのアパートで、およそ125人が住んでいた。23日午後2時ごろに全員退去の決定がなされた。入り口には『立入禁止』の張り紙がなされ、アパートの入居者に対しては必要な身の回りのものを持ち出すためとして、15分間に限りアパート内に戻ることが認められた。

 このアパートは以前にも、バルコニー部分の構造上の問題から修理の必要性があると指摘されていた。カルガリー市統合安全対策チームによると、アパートの所有者が専門家に診断を依頼したところ、それ以外にも問題があることがわかり、今回の事態となった。

 しかし消防によると、アパートは『突然』崩壊するほど差し迫った状態であるとは確認できないとしている。アパート近くのヒルクレスト・コミュニティ・スクールに避難者のための情報センターが設けられ、アパートの管理会社が入居者に今後の見通しを説明したが、少なくとも2週間は、個人の所持品を取りに一時的にアパートに入ることさえできない状態が続くとのこと。さらに最低でも6カ月間は住むことができなくなるとみられている。

 アパートの住民の一人は、当面の住む場所を探さなければならないが、管理会社からは敷金が返ってきただけだと、嘆いていた。

 またこのアパートの1階は商業施設になっており、その中のひとつ、運動具小売店のランニング・ルームからは、従業員が商品を搬出する姿も見られた。

 

 

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