2017年11月30日 第48号

 オンタリオ州トロント国際空港で20日、遅れた出発便を待つ乗客がアコーディオンとギターに合わせ歌ったり踊ったりして、普通は苦痛になる待ち時間を楽しく過ごした。この様子を撮影した動画は、インターネット上で多くの共感を呼んだ。

 この便はトロント発ニューファンドランド・ラブラドール州セント・ジョンズ行のウェストジェット328便。

 航空会社から出発が30分ほど遅れるというアナウンスを聞いたシェルダン・ソーンヒルさんは、その待ち時間に自分のアコーディオンを披露しようと思い立った。同僚のショーン・サリバンさんもギターを取り出し、彼とともに演奏を始めた。サリバンさんによると、ソーンヒルさんはこれまでにも同じような場面で突然アコーディオンを弾き始めることがあったという。

 すぐさま20〜30人の乗客が唱和。グレー・フォギー・デイやスィート・フォゲット・ミー・ノット、ミュージック・アンド・フレンズなどを歌い上げた。その中にはウェストジェットのキャプテンもいた。

 この様子を収め、トロント出発前にインターネット上で公開された動画は、セント・ジョンズ空港に着いた約3時間後には、すでに何10万回もの閲覧数を記録していた。

 

 

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