カナダの漁業界と、カナダ日系移民の歴史に大きな足跡を残してきた日系漁師。その一人、村尾敏夫さん(97 歳)は妻の喜美代さん(91 歳)と今年4月、元気に結婚70 周年を迎え、大きな家族でにぎやかに祝った。日系人強制収容から75 年の今、敏夫さんの戦争体験を振り返ると共に、日系コミュニティに貢献してきた人生をたどってみたい。

 

パーカー敬子さんがジェーン・オースティン作『マンスフィールド荘園』の翻訳本を出版した。2012 年に『エマ』、2014 年に『説得』を出版。待望の3冊めの翻訳本について、またオースティン文学について語ってもらった。

 

「日本国憲法」施行から今年で70 年。政府の憲法改正への動きが加速する中、これを機に憲法について詳しく知ろうとする動きも活発になっている。

バンクーバーでは「日本国憲法のルーツ」をテーマに、ピースフィロソフィセンター主催の勉強会が3回シリーズで開催されている。

講師は青山学院大学教授中野昌宏氏。現在ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)アジア研究所で1年間の客員教授として在籍している。社会思想史が主な専門だが、近年のテーマは日本国憲法成立史。なぜ政府は改憲を訴えるのか、押しつけ憲法の主張は事実か、憲法の思想はどこから来たのか、GHQ が勝手に作成したものなのか。

これらの疑問をたどり始めると、それまで無機質だった「憲法」がさまざまな人々の思いが詰まったドラマだと分かり、生き生きと動き始めた。今ではすっかりはまっていると話す。

そこで今回は、憲法作成に関わった人々の思い、憲法の思想はどこから来たのかなどを聞いた。

さらに、5月6日に行われた第2 回勉強会「日本国憲法9条のルーツ」の内容も、要約して紹介する。

 

2017年はカナダ建国150周年と特別な年だ。様々なイベントが行われているので、ご存知の読者も多いだろう。しかし、今年は新移民法が施行されてから50周年という節目を迎えることは、あまり知られていない。今でさえ異文化に寛容で、バンクーバー周辺では、中国系やインド系といったアジア人移民も多いが、以前は英国系のいわゆる「白人」が政権と経済を握る、差別的な移民政策であった。それを変えたのが1967年の新移民法だ。バンクーバーの日系コミュニティで長年、リーダーの一人として活躍しているゴードン門田さんに、新移民法および同法が施行された頃のことを聞いた。

 

ワーキングホリデー制度開始から36年。当時は働きながら英語や文化を体験するという若者の相互交流から、現在ではキャリアへの次の一歩と、その役割が変わりつつある。 協定国も初期のオーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国から、現在は18カ国に増加。英語圏だけではなく、アジア・ヨーロッパ各国へと広がっている。 「若者が海外に出たがらない」といわれて久しい日本で、ワーキングホリデー、通称ワーホリの現状はどうなのか。バンクーバーを訪れていた一般社団法人日本ワーキングホリデー協会理事長池口洲氏に4月23日、バンクーバー市内で話を聞いた。

 

 

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