1月14日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で、日系コミュニティ合同新年会が開かれた。20回目の開催となる今回もチケットは完売、約250人が参加する盛大な会となった。グレーター・バンクーバー日系カナダ市民協会(JCCA)、日系文化センター・博物館、日系シニアズ・ヘルスケア&住宅協会が共催、20以上の日系団体が協賛し、在バンクーバー日本国総領事館の後援のもと開催された。 

 日系文化団体連絡協議会は、日系文化センター・博物館、バンクーバー日本語学校及び日系人会館、隣組が主催団体となり、在バンクーバー日本国総領事館の後援で昨年11月に発足した。同会は日系の文化団体間の情報の連絡を主目的としている。主催する3団体の代表である、日系文化センター・博物館理事長の五明明子さん、バンクーバー日本語学校主任教師の内藤邦彦さん、隣組理事の中堀忠一さんに話を聞いた。  

 1月15日、ブリティッシュ・コロンビア州コキットラム市東漸寺内の茶室・瑞光軒で裏千家淡交会バンクーバー協会による初釜式が開かれた。初釜とは新春を迎えて 初めてかける釜の行事で、茶人が祝う新年の茶会である。

 同協会会員に加え、岡井朝子在バンクーバー日本国総領事と夫君の岡井知明氏、 コキットラム市長リチャード・スチュワート氏ほかをゲストに迎え、3席には合計約40人が出席した。

バンクーバーとその近郊に住む日本人の退職者を中心とする桜楓会が、1月9日、バンクーバー・ダウンタウンの亀井ロイヤルで年次総会及び新年会を開催した。約100人が参加しておいしい食事を楽しみ、話に花が咲く和やかな会となった。

 

カナダには、「杉原」という日本の姓が特別な響きに聞こえる人々がいる。1940年夏、リトアニアの在カウナス日本領事館で、領事代理の杉原千畝が発給した日本通過ビザを手に、日本を経由、カナダまで逃亡してきたユダヤ系避難民だった人たちとその子孫らだ。

 

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