12月7日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で、古本の贈呈式が行われた。贈り主は北海道から訪れた千歳高等学校国際教養科2年生の皆さん。

式典は日系センター事務局長・ロジャー・レイミーさんの挨拶で始まった。続いて登壇した理事長の五明明子さんにより、日系カナダ人の歴史から日系文化センター・博物館の生い立ち、恒例行事である「古本市」と今年5月にオープンした「古本屋さん」などについての話があった。

日本人移民第1号として、明治10年(1877年)に22歳の若さで密入国した永野万蔵の紹介から始まり、第二次世界大戦中から1949年まで続いた強制収容や財産没収の事実、1988年カナダ政府によって謝罪されたこと、補償支払いがあったこと、その際コミュニティに支払われた補償金が日系センターの土地の購入にあてられたことなどが語られ、生徒たちは日系人の歩みについて熱心に聞き入った。

 

12月23日に83 歳を迎える明仁天皇。その誕生日に先立ち、在バンクーバー日本国総領事主催による恒例の天皇誕生日祝賀レセプションが12月12日、バンクーバー市のウェスティン・ベイショア・ホテルで行われ、BC州大臣や政府関係者、各国の総領事、日加のビジネス、教育、文化、芸術、日系団体関係者、約450人が出席した。

 

12月5日、バンクーバー市のロイヤル・バンクーバー・ヨットクラブで、日加商工会議所のクリスマスパーティーが開催された。ハープの奏でる音色と、透き通ったソプラノの甘い歌声がロマンティックに会場を包むなかでパーティーが始まった。参加者56名。特別ゲストの岡井朝子在バンクーバー日本国総領事は、「会場の内も外も素敵なパーティーにお招きいただいてありがとうございます。日加商工会議所は、日系の企業だけではなく、カナダの企業との相互コミュ二ケーションを密にする役割りをになう団体として、欠かせない存在となっています。これは、小松和子会長の素晴らしいリーダーシップがあってのこと。日本とカナダの経済界の架け橋として、ますますの発展を願い、そして、メリー・クリスマス!」と乾杯のあいさつを述べた。

 

 想像以上に背が高く、外国人選手にも引けを取らないがっちりとした体格。はっきりとした目鼻立ち、そして覚悟を秘めた力強い眼差し。一流の選手とはこういう人を指すのかと圧倒されたのを覚えています。そんな工藤壮人選手が、試合前「今日は楽しんでね」と私に声を掛けて、握手をしてくれました。感動と緊張のあまり何を言ったのか覚えていませんが、この時の出会いは3カ月が過ぎた今でも脳裏に焼き付いています。

 

12月4日ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館において、熊本地震の被災地への寄付を募る目的で「頑張れ熊本!チャリティーバラエティーショー」が開催された。平居ミキさんを委員長とする実行委員、赤木佳世子さん、望月はじめさん、稲岡佑介さんが主催し、出演者をはじめ、多くのスポンサーとボランティアの協力のもと15ドルのチケットは357枚を売り上げた。会場は400席満席となり、被災地熊本の1日も早い復興を願い、熱いエールを送った。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。