ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)で11月22日、サンタ・オノ教授の第15代学長就任式が行われた。

会場となったチャン・センターには大学関係者ら多くが参加し、オノ学長就任を祝った。同大学リンゼイ・ゴードン総長、ブリティッシュ・コロンビア州ジュディス・グーチョン副総督をはじめ、多くの関係者が祝辞を述べる中、日系カナダ人作家として知られる同大学名誉博士ジョイ・コガワ氏も祝辞を贈った。

「このような歴史的瞬間に立ち会うことができて非常に光栄です。今のこの場所には(日系)一世と二世の魂が満ち、我々と共に喜んでいることと思います」と述べた。最後にはオペラ化された自身の作品『ナオミの道』の一説を紹介。日系人が内陸へと何も持たずに強制移動させられる中、それでも常に持っていたものが3つある。それは「音楽、言葉、そして愛情という贈りもの」と語った。

式典ではその音楽が幕間的な役割を果たし、参加者を和ませた。カナダ国歌『オー・カナダ』では、チェロ演奏者でもあるオノ学長にちなみ14人のチェリストが演奏。14人の演奏者は、13州・準州と先住民族を表していると説明された。また途中では童謡『故郷』の合唱があり、コガワ氏の祝辞のあとには『ナオミの道』の一幕も舞台で再現され、式典に華を添えた。

 

ことし9月に日本のAPAグループがコーストホテルの株式を取得し、この度、Coast Coal Harbour Hotel by APAとしてバンクーバー市にオープンした。11月15日、APAグループのカナダにおける最初のホテルオープンを記念して、記者会見とレセプションが行われた。

 

11月12日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市のBCIT Sportsplexで第17回大会が、開催された。2020年の東京オリンピックの正式種目に空手が決定したこともあって、参加選手数は例年より大幅に増加した。選手400人、ボランティア100人、審判50人、観客500人にのぼった。今年は、とくに子どもや若い人たちの参加が多く、同時に保護者の観覧も増加した。

 

11月6日、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)チャンセンターで、The Royal Conservatory of Music(RCM、王立音楽院)のゴールドメダルおよび卒業証書の授与式が行われた。同時にこの式で、バーナビー市在住のパーカー敬子さんがRCMからTeacher of Distinction賞を授与された。この賞はRCMで初めて授与されるもので、敬子さんは栄えある第1回目の受賞者のひとりとなった。

 

リメンバランス・デーの11月11日、バンクーバー市内のスタンレーパークにある日系カナダ人戦没者慰霊碑前では、戦没者追悼式典が開催された。

 

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