ジョン・マッカラム移民相は4日、シリア難民受け入れのために職員を増員して現地に派遣すると語った。「カナダ政府は3月30日までに申請された難民の受け入れにできる限り努力する」と記者会見で語った。

 自由党政権が約束した2万5000人のシリア難民受け入れは今年2月末までにカナダに到着しているが、民間支援によるさらに1万人を今年末、もしくは来年初めまでに受け入れることをマッカラム移民相は約束している。

 今回の発表は、受け入れ態勢を整えていた民間支援団体から、政府のシリア難民受け入れに対する動きが2万5000人を達成した後、遅くなったために苦情が出ていたことへの対応とみられる。

 さらに、この日の記者会見では、45万ドルを「ウエルカム・ファンド」として、カナダに到着したシリア難民が定着するための支援金としてコミュニティ・ファンデーション・オブ・カナダから提供されたことも発表された。この支援金は、マニュライフ、CN、ゼネラルモーターズの民間企業が支援したもの。オタワに拠点を置く移民支援3団体が受け取り、難民の支援に充てる。

 マッカラム移民相は「みんなが少しずつ貢献することで、全国的な支援プロジェクトとなる」と、今回の民間からの支援金を称賛した。

 

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 アルバータ州カルガリーの地質学者スーザン・イートンさんはこの夏、北極海のスノーケリング探検を行う。

 その目的は、いかに地球温暖化が北極海の氷を減少させているかを、世界に発信すること。彼女が率いる全員女性の探検チーム、セドナ・エピックは7月25日にヌナブト準州のバフィン島を出発、11日間の探検で、地球温暖化の影響を現在最も受けている先住民の生活を世界に紹介するとともに、現地の女性や少女と交流する機会を設け、海に関する啓蒙を行う。

 現地では地球温暖化の影響は顕著で、住宅の基礎が乗っている永久凍土が融けだし、家が壊れたり、水温上昇の影響からか獲れる獲物の種類が変化したりしていると、イートンさんは今までに自分が目の当たりにした経験を話している。

 グループは昨年夏、チームワークや海洋地質研究、地元先住民との勉強会の練習のため、グリーンランド沿岸でスノーケリングを行った。またその時の経験から、1日に50〜70キロメートルをスノーケリングできることがわかったという。

 なお今年の探検は、来年から2年かけて予定されている北西航路3000キロメートル(バフィン島北部のポンド・インレットから北西準州イヌビクまで)のスノーケリング探検のための経験を積む準備も兼ねている。

 

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 カナダを代表するポップスター、ジャスティン・ビーバーが5月はじめにインターネット上で公開した画像が物議をかもしている。

 芝生に寝そべるトラとツーショットのこの画像、撮影された場所はオンタリオ州トロントの高級住宅街ブライドル・パス地区の豪邸内。

 ここで行われていたのは、ジャスティン・ビーバーの父親の婚約祝賀パーティー。寿司の女体盛りなど、炎上ネタには事欠かないパーティーだったようだが、このトラの『貸し出し』については、動物の倫理的扱いを求めている団体(PETA)が、ジャスティン親子に対し同団体のブログ上で、動物を自撮りの目的やパーティーの見世物などには利用しないよう、強く抗議していた。

 トラを貸し出した私立動物園のオーナーであるマイケル・ハッケンバーガー容疑者は昨年末、飼育されているトラが訓練中に虐待されている場面を写した動画が出回ったことから訴追されている。

 

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 虚偽の市民権申請を1000人分以上も行ってきたとして摘発された事件を調査してきたカナダ会計検査院は3日、連邦政府は市民権詐欺を効果的に摘発、予防できていないとする報告書を提出した。

 この事件は、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドで移民コンサルタント事務所を無許可で経営していたシャン・『サニー』・ワン受刑者が、中国からのクライアント1200人あまりから、虚偽の申請で市民権を取得する報酬として合計約1000万ドルを得てきたとされるもの。

 裁判は昨年10月、ワン受刑者に7年の実刑判決と、罰金90万ドルを1年以内に支払うよう命じている。捜査の過程で押収されたクライアントのパスポートには、移民件取得に必要なカナダ滞在日数を満たすために、偽造出入国スタンプが押されているなどしていた。

 また報告書によると、ワン受刑者が作成して同時期に提出された異なる申請書に、同じ住所が使い回しされていたケースが50件以上見つかっており、こうした明らかな虚偽申請すら審査の段階でチェックされていないと指摘している。このうちの7件では、市民権が発行されていたという。

 さらに報告書は、重大罪を犯した人物の移民権や市民権の処置について、RCMPと移民局の間で情報共有が適切に行われていないことも指摘していた。

 この報告書を受け、移民・難民・市民権大臣ジョン・マッカラム氏は、この問題を解決するよう努力するとコメントしている。

 

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 ブリティッシュ・コロンビア州クリスティ・クラーク州首相は4日、同州の最低賃金を2回に渡り引き上げると発表した。

 今年9月15日に現在の時給10・45ドルから40セント引き上げ10・85ドルに、さらに来年9月15日にも40セント引き上げ、11・25ドルとする。

 通常最低賃金引き上げ率は、インフレ率を基に決められるが、今回はBC州経済を考慮しインフレ率よりも高い水準で引き上げられる。インフレ率を基にすれば、今年の引き上げ額は10セント程度となるのが妥当。

 クラーク州首相は「BC州は国内でも最も経済が好調で、州民は最低賃金でもその恩恵を受ける必要がある」と語った。

 今年に入り、ニューブランズウィック州で最低賃金が時給10・65ドルに引き上げられたため、現在BC州の最低賃金は国内最低となっている。

 今回のBC州政府の発表に、BC労働連合は「BC自由党はまだフルタイムで働きながら貧困の域から出られない人々が必要とするところまで(最低賃金を引き上げるに)至っていない」と述べ、クラーク州首相と州政府は正当なことを行う機会を見送ったと語った。BC労働連合は最低賃金15ドルを主張している。

 一方でBC商工会議所は、最低賃金が引き上げられることで中小企業に悪影響が出るのではとの懸念を示している。今回の州政府の引き上げ率はBC商工会の予想を上回っていたという。最低賃金引き上げに反対というわけではないが、中小企業のビジネスが許容できる範囲が好ましいと語った。

 カナダ自営業連合も雇用主への負担が大きくなる、と悪影響を主張した。

 州政府は中小企業への影響を考慮し、中小企業への法人税を引き下げている。

 

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