2017年10月19日 第42号

 ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバー地区で行われてきた今年の散水制限が15日、終了した。

 ダレル・マサット公益事業委員会議長によると、貯水池の水量確保は目的値を達成でき、特に一軒家では散水制限に協力するところが多かったという。しかしそれ以外ではまだ制限が浸透していないところもあり、引き続き周知徹底を目指していくと話していた。

 またマサット議長は、気候変動や将来の少雨などに対応して必要な水量を確保するため、適宜関連法案を見直していくとしている。来年の制限事項には、事業用地や校庭、ゴルフコースのほか公園なども含まれるという。

 その一方で上水道システム整備のため、今後10年で35億ドルの予算が組まれる予定だと、マサット議長は付け加えている。

 なお来年の散水制限の実施時期はさらに早まり、5月1日が予定されている。

 

 

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