アメリカ、シアトル近郊のベルビューで私立小中学校ベルビュー・チルドレンズ・アカデミー(BCA)を設立運営している清水楡華さん。昨年10月には、バンクーバーで日系女性企業家協会主催による講演会「夢を形にする喜び」で講師を務めた。その折にインタビューしたものと、2017年の抱負も交えたものを紹介する。

 

バンクーバー新報紙上でエッセイ『老婆のひとりごと』を連載中の許澄子さん。香港、モントリオール、バンクーバーと移り住みながら、仕事と家庭とを両立させてきた。また、占いや超常現象などに強い関心を持ち、インド、スコットランド、日本など不思議な体験を求めて1人でも出かけていく行動力の持ち主でもある。そんな不思議体験だけでなく、日々の生活で考えたことなどを綴る「老婆」こと澄子さんに話を聞いた。

 

企友会主催による第14回日系ビジネスアワードとクリスマスパーティーが12月18日、バンクーバー市のシェラトン・バンクーバー・ウォールセンターで開催された。岡井朝子在バンクーバー日本国総領事と夫君の岡井知明氏をはじめ、日系バンクーバービジネス界を牽引する豪華な顔ぶれが集い、4つの賞が発表された。集まった93名の参加者はおいしい料理とクリスマスソングのエンターテイメントで祝賀ムードを堪能した。

日系ビジネスアワードはバンクーバー地区で日系ビジネス関係者に励みと模範になるべき人に授与される。このアワードをきっかけに日系ビジネスのより一層の発展を願う目的で2003年より毎年発表されてきた。審査委員会は、企友会現会長、企友会理事2名、過去の会長経験者2名の合計5名で構成。さらにメディアからはバンクーバー新報社の津田佐江子社主がアドバイザーで加わり、公平な観点から審査している。

 

バンクーバーでの新たな神輿グループを発足した晩香坡櫻會(バンクーバーさくらかい)が、神奈川県茅ケ崎市で唯一の神輿職人として活躍する中里康則さんを招いて講演会を開催した。11月26日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館に約30人が訪れ、茅ケ崎市の有名な祭り「浜降祭(はまおりさい)」の魅力や、相州(そうしゅう)神輿の特徴など、興味深い話に聞き入った。その講演の概要を紹介する。

 

移民に対する過激な発言で注目を集めていたドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国大統領選に当選したニュースはまだ耳に新しい。移民に対する風当たりがアメリカでは一層強くなりそうである。アメリカは以前から『人種のサラダボウル』といわれることがある。これは様々な人種が存在するが、決して交わらず、それぞれが固まっているという意味での比喩だ。サラダボウルに入ったレタスやトマトなどは、種類ごとに簡単に分けることができる。一方、カナダは時々『人種のモザイク』といわれている。それは遠めから見れば一色、近くで見ても色と色の境目がわかりにくい。つまり、様々な人種が完全には交じってはいないが、ある程度重なり合っているという比喩である。カナダのブリティッシュ・コロンビア州には『Multicultural Week』、和訳をすれば『多文化週間』がある。それはカナダにいる様々な移民がそれぞれ大切にしている文化や習慣、思想などを理解し、交流を深めるのが目的の一週間である。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。