2017年はカナダ建国150周年と特別な年だ。様々なイベントが行われているので、ご存知の読者も多いだろう。しかし、今年は新移民法が施行されてから50周年という節目を迎えることは、あまり知られていない。今でさえ異文化に寛容で、バンクーバー周辺では、中国系やインド系といったアジア人移民も多いが、以前は英国系のいわゆる「白人」が政権と経済を握る、差別的な移民政策であった。それを変えたのが1967年の新移民法だ。バンクーバーの日系コミュニティで長年、リーダーの一人として活躍しているゴードン門田さんに、新移民法および同法が施行された頃のことを聞いた。
ワーキングホリデー制度開始から36年。当時は働きながら英語や文化を体験するという若者の相互交流から、現在ではキャリアへの次の一歩と、その役割が変わりつつある。 協定国も初期のオーストラリア、ニュージーランド、カナダの3カ国から、現在は18カ国に増加。英語圏だけではなく、アジア・ヨーロッパ各国へと広がっている。 「若者が海外に出たがらない」といわれて久しい日本で、ワーキングホリデー、通称ワーホリの現状はどうなのか。バンクーバーを訪れていた一般社団法人日本ワーキングホリデー協会理事長池口洲氏に4月23日、バンクーバー市内で話を聞いた。
4月21日、バンクーバーの隣組で「シニアの住宅」と題して、在宅でのケアと高齢者向けの住宅やケアホームに関するワークショップが開かれ、30人が参加した。 講師は当地でソーシャル・ワーカーを長年続けてきたアンダーソン佐久間雅子さん。日頃、仕事を通じて蓄えてきた情報を隣組でのボランティアとして惜しみなく伝えてくれた。以下、講演の概要を紹介しよう。
マニトバ州ウィニペグから単独人力でウィニペグ湖、グレートスレーブ湖、グレートベア湖と全踏破。さらに北極海を2000キロ歩いて、極地冒険の聖地レゾリュートへの自力到達。冬のカナダを舞台に壮大な冒険にチャレンジしている日本人がいる。本紙でも何度か登場している冒険家の関口裕樹さんだ。整備もされてなく無人の氷上を歩くことから、活動時期は冬期のみ。全行程は4〜5年かけて到達を目指している。日本に帰国するため、乗り継ぎでバンクーバー空港に立ち寄った関口さんがインタビューに応じてくれた。
印刷の文字、手書き文字——私たちは文字とどのように関わって生きてきたのだろう。
ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館(MOA at UBC)で5月11日から開催される「言葉の痕跡—アジアの書と美術(Traces of Words : Art and Calligraphy from Asia)」は、文字の広がりと奥行きを知る刺激的な機会になる。