12月23日に84歳を迎えられる天皇陛下。その誕生日に先立ち、在バンクーバー日本国総領事主催による恒例の天皇誕生日祝賀レセプションが12月8日、バンクーバー市のウェスティン・ベイショア・ホテルで行われた。ハルシット・シン・サージャン・カナダ国防大臣、ブルース・ラルストン・ブリティッシュ・コロンビア州(以下BC州)雇用・貿易・技術大臣を主賓とするBC州議会及び政府関係者、日加ビジネス・教育・文化関係者、日系団体関係者らが招かれ約450名が参加した。今年も会場にはバンクーバーで人気のレストラン、日本茶、日本酒、日本米などの食品業界や旅行業界などの企業あわせて16社がブースを構え、出席者に日本の素晴らしさを効果的にアピールしていた。

 

12月4日、バンクーバー市のロイヤル・バンクーバー・ヨットクラブで、日加商工会議所主催の クリスマスパーティーが開かれた。きらびやかなイルミネーションで彩られた会場に集った 約50人の出席者が、豪華な食事と和やかな歓談のひと時を楽しんだ。

 

「毎日オムライスを食べにきてくださるおじいさんがいらっしゃるので」。週7日営業の理由を語るバンクーバーの「まるりるカフェ」オーナー森下園子さん。そんな家庭的なカフェを今、いっそう魅力的な空間にしているのがバンクーバーの風景写真の展示だ。私たちの知っている真冬のバンクーバー、その風景の片隅にひっそりと収められた何気ない人々の暮らし。静かなドラマが流れる斉藤光一さんの作品には、日だまりのようなぬくもりがある。

 

久しぶりに雨が上がった12月3日、バンクーバー市内の日系聖十字聖公会で九州・沖縄作曲家協会主催による『原田大志クリスマス・バイオリン・リサイタル』(メディアスポンサー:バンクーバー新報)が開かれた。“お子さまのご来場歓迎”と宣伝したコンサートには小さな子ども連れの家族を中心に会場満席の約70人が参加。バッハ、原田さんのオリジナル作品ほか、NAVコーラスを交えてひと足早いクリスマスムードを楽しんだ。

 

日本の伝統的な文化を次世代へ伝えるのと同時に、カナダの人たちに紹介する活動を行っている晩香坡櫻會(以下、櫻會)が、11月24日、バンクーバー市内のエリック・ハンバー・セカンダリースクールで寿司についての講義と実習を行った。同校で日本語を学ぶ生徒たちが、寿司についての講義を聞き、実際に巻きずしを作る体験を通して、楽しみながら日本の食文化の一端に触れていた。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。