2月24日、恒例の「お話発表会」がバンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホールで開催された。小学科30人、基礎科4人、中・高等科4人、総勢38人が日ごろの日本語の勉強の成果を発揮して元気よく発表した。会場でわが子の発表を見守る父兄たちは、本人以上の緊張の様子で見守り、その成長ぶりにご満悦。お話の内容、そして、日本語の使い方、話し方など、日本で生活する子どもにそん色なく堂々たるものであった。

3月10日にUBCでリサイタル
〜震災への思いを込めて〜

3月10日、ピアニストの辻井伸行さんがUBCのロイ・バーネットリサイタル・ホールで演奏する。生まれつき全盲の辻井さんは2009年『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』で日本人として初の優勝を果たして以来、国内外で活躍する注目の若手ピアニスト。
UBCのセント・ジョンズ・カレッジ、音楽学部、アクセス&ダイバーシティー課共催のリサイタルでドビュッシーとショパンの作品を演奏する。

スピードとパワー斬新なパフォーマンスで観客を魅了

在バンクーバー日本国総領事館と国際交流基金主催による『和太鼓TOKARA』の演奏会が1月25日、バンクーバー市内のノーマン・ロシュタイン・シアターで開催された。和太鼓奏者アート・リー氏が率いるトカラは、国内外で活動する太鼓アンサンブル。
この日着任したばかりの岡田誠司在バンクーバー日本国総領事ご夫妻ほか約300人を前に、スピードとパワー、斬新なパフォーマンスを披露した。

―ソチ五輪も視野に―

バンクーバー五輪で活躍した上村愛子選手など、フリースタイルスキー・モーグルの全日本チームの選手が今月7日から14日まで、バンクーバーを訪れた。ワールドカップの北米戦に向け、最終調整をサイプレスマウンテンで行うためだ。
訪れた選手は上村愛子選手、伊藤みき選手、上野修選手、四方元幾(しかたもとき)選手。宿泊先のリステルホテルで、上遠野和彦リステルカナダ社副社長を交えて、インタビューを行った。
1988年に日本初のワールドカップがリステル猪苗代スキーファンタジアで開催されて以来、リステルとモーグルとの関わりは深い。今回遅れて参加する星野純子選手が所属するチームリステルを率いるなど、地元福島では、被災地の子供たちと共に、将来のオリンピック選手育成のために力を注いでいる。

1月12日、さくらシンガーズの新年会がバンクーバーの聖十字聖公会のホールで行われた。1970年に結成され、今年で43年目を迎えるさくらシンガーズ。一昨年秋には、結成当初から同会を指導してきた鈴木ルース先生が、平成23年度外務大臣表彰を受賞するという嬉しい出来事もあった。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。