2012年の日加商工会議所の活動を振り返って
日加商工会議所会長の上遠野和彦氏は挨拶の中で、会に対する出席者の変わらぬ支援に感謝すると共に、2012年の活動を振り返った。8月の年次総会では、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)バンクーバー事務所長の辻本圭助氏を迎え、エネルギー問題に関する講演会を開催。10月には、在バンクーバー日本国総領事館、日本国税関、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)などから多彩なゲストを招いた親睦会を開いた。また、11月には弁護士のビクター・ツァオ氏による法律セミナーを開催し、参加者は企業買収と知的財産の保護について理解を深めることができた。このように日加商工会議所は今年も数々の充実したイベントを開催し、会員や他の参加者のビジネスに大きく貢献してきた。
さまざまな分野で活躍する個性豊かな人々が集まったパーティ
クリスマスらしい飾りが施され、暖かい雰囲気に包まれた会場には、さまざまな分野で活躍する人々が集まっていた。特別ゲストは、BC州議会議員ハリー・ブロイ氏、元バーナビー市議会議員ガース・エバンス氏、バーナビー商工会議所パシフィックゲイトウェイ委員のマイク・プロダノビック氏とロータス・チュング氏。また、在バンクーバー日本国総領事館総領事代理篠田欣二氏と経済担当領事生田目尚美氏、企友会会長松原雅輝氏夫妻、日系女性起業家協会副会長片岡以織氏、元日加商工会会長でバーナビー商工会議所パシフィックゲイトウェイ委員山崎恒夫氏夫妻らも出席していた。そして、特別な存在感を放っていたのは、シルク・ドゥ・ソレイユ「アマルナ」の一輪車演技ツアーキャスト境野智美(さかいのさとみ)さんだ。境野さんは、一輪車高速回転のギネス記録も持ち、来年1月20日までバンクーバーで公演中の「アマルナ」に妹の友香(ゆか)さんとペアで出演している。境野姉妹は国際一輪車競技大会の世界チャンピオンでもある。
クリスマスディナーと音楽を楽しむ優雅なひととき
篠田氏の音頭で乾杯した後、参加者はビュッフェ形式のディナーを楽しんだ。会場ではフルーティストの小西千恵子さんとギタリストの中島有二郎さんの生演奏が行われ、パーティを盛り上げた。「サンタが街にやってくる」などのクリスマスソングに加えて、1995年に阪神・淡路大震災後の神戸の復興を願って作られ、東日本大震災後にも各地で人々を励まし続けている「しあわせ運べるように」も演奏し、参加者の感動を誘った。その後は、テーブルごとに競い合うクイズやドアプライズで大いに盛り上がり、あっという間にパーティ終了の時間に。日加商工会議所のクリスマス・パーティは今年も、参加者同士が心ゆくまで会話を楽しみ、幅広いネットワークを構築するための絶好の機会となった。
(取材 船山祐衣)