進行中の改築工事
隣組の移転先はキャンビー通りの東、ウエスト8番街42番地にある3階建てのビル。隣組エグゼクティブ・ディレクターのデビッド岩浅氏によると、総面積8500スクエアフィートのうち1階と2階の一部を新シニア・ドロップイン&コミュニティ・アウトリーチセンターとして使用予定で、ラウンジ、多目的ホール、キッチン、図書室など、現在建物内ではさまざまな改築工事が進行中だ。

西部経済多様化省担当大臣リン・イェリチ氏の代理としてスピーチしたサクストン氏は、隣組のような団体がコミュニティを支える面で重要な役割を果たしていると述べ、新施設がコミュニティの集い、サポート、文化や芸術の場として用いられるよう、西部経済多様化省コミュニティ基盤整備基金(CIIF)から助成金21万90ドル($210,090)の援助を発表した。

隣組理事長ジョージ熊谷氏が新施設に多額の寄付をしたトム・クスモト氏、プロジェクト関係者、共同パートナーである日系カナダ人市民協会(JCCA)らに感謝のことばを述べ、カナダ政府『経済アクションプラン』のポスターをサクストン氏とともに除幕すると、出席者の間から大きな拍手が沸いた。

(取材 ルイーズ阿久沢)

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