2016年9月8日 第37号

 ブラジルのリオデジャネイロに再び聖火が灯された。9月7日、リオ2016パラリンピック夏季大会の開会式が行われ、熱戦の幕が上がった。

 カナダは19競技に162選手が参加、前回ロンドン大会で獲得したメダル数31の総合20位から16位内を目指す。カナダは2000年シドニー大会では96のメダルを獲得し、総合3位という時代もあった。しかし、北京大会、ロンドン大会を最後に引退する選手も相次ぎ、現在は世代交代時期に入っている。

 しかし、今回のリオで弾みをつけ次回2020年東京大会で大きく躍進することを目指し、今大会では16位以内を目指すとしている。

 開会式の選手入場で旗手を務めたのはウィールチェアバスケットボールのベテラン選手デイビッド・エング選手。メダル数では不振だった北京、ロンドンで連続金メダルを獲得したウィールチェアバスケットボールは、今回も金メダルを目指す。

 大会は9月18日まで、11日間の熱戦が繰り広げられる。

 

2016年9月8日 第37号

 ニューブランズウィック州キャンベルトンで4日午後4時ごろヘリコプターが墜落、乗っていた元ホッケー選手で歌手のロベルト・ビソネットさんが死亡した。操縦していたパイロットも死亡したが、同乗していたミシェル・ラプランテさんは重傷を負ったものの、一命はとりとめた模様。ラプランテさんは野球チーム、ケベック・キャピタルズの会長。

 ビソネットさんは歌手に転向する前、ケベック州メジャー・ジュニア・ホッケー・リーグの選手として活躍していた。また、彼はケベック・キャピタルズの株主でもあった。

 現場近くで事故の瞬間を目撃した人の話によると、いつもとは違うヘリコプターの音が聞こえてきたため家の外に出てみたところ、目の前のレスティガッチ川の上を飛んでいたヘリコプターが送電線に接触するところだった。

 送電線に接触したとたんに大きな爆発が起こり、ヘリコプターは川へ墜落した。また同時に付近一帯が停電となった。

 運輸安全委員会が現在、事故原因を調査している。

 

2016年9月8日 第37号

 サスカチワン州サスカトゥーンの女性が、アメリカ・ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツで開催された自動車レースで自己最高となる323キロメートルを記録した。

 24歳のキャロラン・オウレさんが運転したのは、1929年製のフォード・モデルA・ロードスター。レーシングカーとはいえ、かまぼこ型の車体と、その外側についているタイヤは現在の一般乗用車程度の太さしかない、見るからにクラシックカー。しかし、父親のオメールさんと改造・製作した、この車には、850馬力のエンジンが積まれ、レース用のエタノール燃料が使用される。

 毎年8月中旬に開催される、スピードウィークと名づけられた世界的に有名なこのレースには、世界中から何百人というレーサーが集まり、自動車やバイクで乾燥した塩湖のきわめて平坦な表面でひたすら最高時速を競い合う。

 路面がアスファルトではなく乾燥した塩湖であることから、このイベントは天候や塩の状況に左右される。68回目を迎えることしは、3年越しの開催となった。

 自分の娘が、このようなスピードで車を運転するのを見ていて大丈夫かというメディアの質問に対し、彼女は子供の頃から自動車に親しんできており、こうしたレースを楽しめる素質があるから大丈夫だと、オメールさんは太鼓判を押していた。

 キャロランさんも、アクセルを踏み込んだ時には心臓が飛び出るのではないかというほどの興奮状態だったと、後から語っている。しかし、いったん車から離れてしまえば、またいつもの自分にもどっていたとも付け加えている。

 彼女にとってレースとは、スリルを求めるものだけではなく、それに向けた車の製作や整備などで、父親やボーイフレンドなどと充実した時間を過ごせるものであり、それが大事だと語っていた。

 

2016年9月8日 第37号

 白いウェディングドレスと、顔全体を覆う白い仮面をつけた謎の女性が、オンタリオ州トロントの街角で目撃されるようになって4カ月ほどになる。この女性をさらにミステリアスにしているのは、行く先々でドメスティック・バイオレンスによるトラウマを綴った手紙を配っていること。手紙には、彼女が受けた虐待や、恋愛関係の上に起こる暴力沙汰の複雑さが述べられていた。

 最近、この女性にメディアがインタビューを申し込み、女性は筆談による取材に応じた。

 それによると彼女の目的は、愛情から端を発した暴力について、多くの人に知ってもらいたかったことと、こうした被害を受けた人に対し、同じような境遇の人は身近にもいて、自分たちは孤独ではないと伝えたかったということ。特に孤独感ほど心に傷を残すものはないと、彼女は付け加えている。

 最近の手紙には、暴力を振るう相手は、私を追いかけるのは別に悪いことではないと思っているようだ。そして私もそのような人物を近づけるのは問題ないと思っていたようだ。往々にして暴力を振るう人物は、私がつくしている人か、それに関係する人だったりする。私たちはそんな人が自分をわざと傷つけるとは信じたくないし、捧げられる愛に頼りたい。しかしそれは時として暴力といえる強さを持っている…と綴られている。

 それにしても、なぜ仮面をつけ、沈黙を守っているのかという記者の問いに対して彼女は、沈黙は声をあげることができず、誰からも気づかれないでいる人たちを代弁するためだと答えている。また仮面は、不特定多数ということを表現しているとも。

 彼女のこうした行動に対しては、賛否両論が起こっている。彼女の精神状態を疑ったり、ソーシャルネットワークのサイトに悪意ある書き込みがなされたりする一方、多くの女性のために彼女は行動しているのだと支持する女性もいる。

 仮面の花嫁は、ドメスティック・バイオレンスについて人々が話し合い続けてくれることを願い、今日も街のどこかを歩き続けている。

 

2016年9月8日 第37号

 ブリティッシュ・コロンビア州サレー市の産業廃棄物処理業者、ブライト・スカイ・ディスポーザル(元フレーザー・バレー・ディスポーザル)に対し、許可されていない廃棄物も受け入れるなどの違反操業を行ったとして罰金が科せられた。

 サレー市のBC州地方裁判所の判決によると、罰金は合計で5万8500ドル。また取締役のファニー・リアン被告には1500ドルが科せられた。メトロ・バンクーバーの環境規制課の試算では、同社は24日間で、許可された量の最大で11倍とみられる廃棄物を受け入れてきたほか、環境や人体に悪影響を及ぼすアスベストなど、同社には認可されていない物質を含んだ廃材も取り扱っていた。

 またリアン被告の元夫で、他の会社の取締役を務めるデニー・リアン容疑者にも、2011年と2013年に起こった違法業務への訴追が進められている。

 なおブライト・スカイ・ディスポーザル社は、メトロ・バンクーバーが発表した、2015年に環境へ悪影響を及ぼした業者のリストの中でワースト・ワンだった。

 このリストには他に、バーナビー市のシェブロン・カナダ(ナフサによる大気汚染)、リッチモンド市でセメント・プラントを操業するラファージ・カナダ(認可量を上回る窒素酸化物の排出)、ノース・バンクーバー市にあるフィブレコ・エキスポート(チップ製造のための木材粉砕に伴う粉塵の排出)などの大手企業も名を連ねている。これらの会社には、1000ドルの罰金が科せられた。

 またデルタ・シダー・プロダクツは、操業時間や燃料使用量、原材料や製品についての記録や報告義務違反で1500ドルの罰金となった。そのほか、当局が環境の最大の敵だと形容するディーゼル発動機(建設工事重機など)に関する操業違反で、取締りを受けた建設業者も何社かあった。

 

 

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